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雑草の言葉

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Category農業 1/1

家畜の餌  (& 書評)

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日本の食料自給率の低さの事に言及するとき、家畜の飼料の自給率の低さも大きな問題の一つとされます。日本の畜産物の自給率が高くとも、その飼料穀物の7割以上は輸入に頼っており、輸入飼料による飼育分を輸入畜産物と見なすと、畜産物の自給率はカロリーベースでたったの15%程度になるのです。肉を食べると言う事は、その飼料となる穀物を直接食べる場合と比べ、カロリーベースでは桁違いに低くなってしまいますので、将来的に...

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米粉の活用

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日本の食料自給率は、カロリーベースで40%ほどと、致命的に低いのですが、米はほぼ自給しています。ミニマムアクセス米と言う、しょうもない米を無理やり買わせられていますが、それでも自給率は95%ほどで、主食用のコメはほぼ100%自給です。他の穀物に比べ、米は、非常に優れた穀物です。単収(=単位面積当たりの収穫高=反収・・通常、1反[10a]当たりの収穫高)も抜群によく、連作障害もありません。日本の農地、耕作放棄...

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一粒万倍

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「わずか一粒の種も蒔けば万倍の粒になる」という意味のこの言葉は、小さな物事も伸びれば非常に大きくなる事、または、わずかなものでも粗末にしてはいけないという意味の例えとしても使われます。今回の記事はそのような比喩ではなく言葉そのままの意味「一粒の籾を蒔けば、万倍の米になる」で考えます。この言葉を改めて噛みしめたのは、野口種苗研究所の野口勲さんの著書からです。一本の稲穂には100粒くらいしか籾がつかない...

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農業の近代化

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現代資本主義社会で考えられている農業の近代化の目標は、土地、及び労働力あたりの生産性を増大させることでした。そのために、農薬、化学肥料、(大型)農業機械が導入され、品種改良、水利システム開発(大量の水の使用)、単作化が進められて来ました。そして、その結果確かに、(一時的には)土地の生産性も、労働力あたりの生産性も飛躍的に伸びました。例えば、耕地面積1ha当たりの米の収穫量は、伝統的稲作の1トンに対して...

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シュマイザー裁判

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1998年、カナダの農民パーシー・シュマイザー[Percy Schmeiser]氏のもとへ、モンサント社から突然一通の手紙が送られて来ました。(農民が『恐喝状』と呼んでいる手紙です。・・・これは、シュマイザー氏への脅しの手紙ではありませんが、同じ年に別の農民に送り付けられたもので、シュマイザー氏へ手紙と内容は似たようなものでしょう。)モンサント社は、シュマイザー氏に対して、モンサント社が特許を有するキャノーラ(西洋...

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トレーター技術

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ターミネーター[turminator;終焉、抹殺、お仕舞いにする]技術とは、この技術を施された種を蒔いて育った作物にできた第二世代目の種には毒ができて自殺してしまうように遺伝子操作する技術です。【種を採って蒔く権利】で述べました。ターミネーター・テクノロジーをさらに進化させた技術に、トレーター[trator;裏切り者、売国奴] 技術があります。植物が備えている発芽や実り、耐病性などに関わる遺伝子を人工的にブロック...

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野口のタネ

固定種とは、地域で何世代にも渡って育てられ、自家採種を繰り返す事によって、その土地の環境に適応するよう遺伝的に安定していった品種です。 一方F1種(一代雑種、交配種)は、異なる性質の種を人工的に掛け合わせて作った雑種の一代目の事です。 ・・・「タネが危ない」野口勲著 より・・5月の連休に埼玉県の野口種苗店(野口種苗研究所)に行って参りました。ネット販売で買う事が出来ますが(ネット販売が主です。)実...

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雄性不稔

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 F1品種[first filial generation;一代交配種]の作り方は、自家受粉しないように、雌しべが受粉可能になる前のつぼみを無理やり開き、雄しべを全部抜いてしまって(これを「除雄」と言います。・・結構手間暇のかかる仕事だそうです。)、雌しべが受粉可能になった時、交配可能な(同じ科の)別の品種のおしべの花粉を付けてやるのだと読んだ記憶があります。確かにF1種が使われ始めた当初暫くはそうしていました。(ちなみに...

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種を採って蒔く権利

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 作物の種を採って置いて蒔く・・と言う、人間社会で1万年以上続いている伝統的なごく当然の事に対して、金儲けの為に特許を取ろうとする連中が正当化されてる狂った時代になりました。 19世紀イギリスでは、自分が所有する系統の穀類を、他の人が無断で採取して繁殖させたとき、処罰を受けると警告した人物がいるそうですが、そんな特許は認められず、彼の野望は失敗に終わったそうです。・・・当然の事でしょう。動物の例で...

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有機農業の生産性の常識

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有機無農薬農法や自然農法のほうが農薬を大量に使った化学農業よりも優れていると私が考えている事は、ここで何度か言及しています。持続可能な農業と言う意味でも有機無農薬農法や自然農法でなければなりません。当方のスタンスは、化学農法(いわゆる近代農法)には否定的です。ここのところそのように考えている人は増えていると考えられます。それに対して、化学農法信者で無くとも、現在の人口、増加する人口を養う当分の生産...

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食糧自給と糞尿処理

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 生態系の栄養循環を維持するためには、糞尿は食料生産地に還元すべきものです。だからと言って、糞尿をまた食料生産地に輸出して戻せと言っているのではありません。そんな事はエネルギーの無駄使いです。と言うよりも、食料を輸入する段階でエネルギーの浪費です。はじめから輸入するなと言う事です。自給自足、地産地消です。地産地消と言うのは、エネルギー節約にも非常に大切な事です。  土の痩せた貧しい東南アジアなどの...

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緑肥

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福岡正信氏の『わら1本の革命』によると、彼は、作物の足下にクローバーかうまごやしを播いて、緑肥としたそうです。この緑肥は、ほかの雑草が生えるのも防いでいたそうです。つまり、草が肥料になり、除草不要にもするということです。これが、「草は草で制する」ということです。これをバランスをとってしっかりやると、無肥料、無除草だけでなく、耕す必要さえなくなるのです。素晴らしい事です。 更に緑肥の中に雑草が増えて...

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自然農法の体験

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最近私は農業に関心深いのですが、実践と言うと躊躇いたします。私は結構面倒くさがり屋です。そう言う意味でも、前回書いた福岡正信氏の自然農法は魅力を感じます。目標は、『何もしない農業』ですから・・ 思い返すと、私も、『何もしない農業』の体験があることに気付きました。「農業」とは呼べないかも知れませんが、確かに何もしないで素晴らしい果実の収穫を得た体験がありました。 小学生の時、近くの同級生が、柿の種を...

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自然農法

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私は、最近まで農業にはあまり縁がありませんでした。日本や世界の食糧自給という大変深刻な問題を考えていくうちに、次第に農業や土に興味を持ちはじめました。 特に今年から農業の本をいくつか読んで、とても素晴らしいと思ったのが、自然農法の本です。       福岡正信 著 『わら1本の革命』は、目から鱗の素晴らしい本です。環境関係で初対面の方から御借りして、あまりに素晴らしいので、後日拝み倒して譲り受けま...

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