収穫されずに冬を迎える柿
それらの多くの実は採られぬままに、冬を迎えます。収穫されなかった実は、鳥などの野生動物に食べられるか、地面に落ちてしまいますが、雪が積もる頃まで落ちずに木の枝にしがみついている実も多々あります。

隣町にて:しぶとく木にしがみ付いて残っている柿の実
ここから、実の残っている柿の木の写真を撮り始めました。
昨日、12月22日は冬至でした。この日、隣町からの帰り道、裏道を通り、柿の木を観ながら帰ってきました。我が家の柿の木のように、収穫し尽くして、実が残っていない柿の木もありましたが、沢山の実を木の枝につけたままの柿の木が次から次へと現れました。 3日ほど前の12月19日は、全国的にも大雪でしたが、葉が全部落ちてしまっても、雪の中で、実を沢山つけている柿の木が沢山ありました。よくもまあ、こんなに沢山の柿の実を収穫せずに、朽ちていくのを放っておくものだ・・・勿体ない。でも、人手も足りないのでしょう。
柿を出荷している農家なら沢山の柿の木があって当然ですが、柿農家でなくとも・・・農家でさえなくとも、田舎の家の庭先や、原っぱ、田畑の端や道端には、そこここに柿の木が沢山あります。

農道沿いに並んだ柿の木・・柿農家の柿の木でしょうか?
特に手入れしたり、肥料をやらずとも、こんなに沢山の美味しい大きな実がなる果物はなかなかないでしょう。
【自然農法の似合う果樹】2022/12/05

これは明らかに柿農家の柿畑でしょう
・・それでも収穫されずに沢山の実が木に残っています。
収穫されぬまま落ちてしまう柿の実がどのくらいあるか知りたいものですが、調査するのは大変です。そんなデータはきっとないでしょう。
大量に地面に落ちて朽ちる柿は、非常に勿体なく感じますが、ただ無駄なだけではありません。地面に落ちて、また来年の柿の実の堆肥となるのです。
渋柿は、アルコール等にさわして甘くなりますが、干し柿にすれば、長持ちします。冷凍保存しなくとも、春先までは腐らずに長持ちするでしょう。作物が実らない冬場の保存食になるのです。

ビニールハウス前の柿の木・・倒れないように棒で支えてあるのでしょうか?
常々思っていることは、この柿が、食糧不足の時の備蓄、保険になると言う事です。将来起こるであろう食糧危機は、悲惨なことになるでしょう。それを柿だけでなんとかなる筈もありませんが、毎年人に食べられぬまま地面に落ちて土に帰ってしまっていた柿の実は、来たる食糧不足を少しでも緩和してくれるでしょう。冬場に柿で空腹を満たし、救われる人も沢山現れる事でしょう。

民家の前の柿の木も、収穫されずに残っているのが多いのです。
隣町からの帰り道、10kmほどの裏道の道沿いに、
実が付いて残ったままの柿の木が、
ここに掲載した写真の何倍、何十倍も観られました。
食糧不足に備えて、柿の木ならずとも、あまり手入れせずに、食い出のある実がたくさん実る果物の木を庭先に植えておくべきだと考えています。
「花より団子」



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