お裾分け余話

お裾分けの記事を書いていたら、小学生時代に多くの友達から柿やグミ、森の恵みをいただいた事を思い出しました。
少年時代、親の仕事の関係で、引っ越して岩手県一関市の小さな官舎に住んでいました。農家やお寺の友人の家に遊びに行っては、その家の柿やチャグミ(「俵グミ」の一関あたりの方言だったようです。)の実を採って沢山いただきました。裏山に行ってアケビや木イチゴも散々一緒に採って、その場でも沢山食って、家にも持ち帰りました。

農家やお寺の友達は、採った柿やチャグミ、アケビなどの分け前を、「客人」である私に気前よく多めにくれました。時には収穫のほとんど全部をくれました。彼らは人懐っこく、お裾分けするのが好きだったのです。友人(私)の喜ぶ顔が見たかったのでしょう。親切でお人好しの友人達でした。
時は過ぎ、小学校も中学校も卒業して、友人達と別々の進路を歩み、高校も卒業すると、私は岩手県も離れました。小学時代にお世話になった友人達に、果物や山の実りなどを大量に一方的に頂きっぱなしで、何もお返ししていません。恩返しもせぬまま会うことも無くなりました。今思い返せば心残りです。
そのことばかりでなく、後から思い返すと、私はなんだかんだと不義理なことばかりしてきた記憶が蘇りました。これから償って取り戻すことができましょうや?


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