雑草の言葉

寒波でしおれた?

2023/02/11
一寸日常生活 6
 昨冬の前に、土間に改築した洋間の外側のテラスを囲ってサンルームというか、温室を作りました。畳2枚分より少々広いくらい(130㎝×360㎝)の小さな温室です。昨冬は、頂いたブルーベリーの鉢やワイルドストロベリーの鉢、エシャロットの球根を植えたプランターなどを冬越しとして置いてみましたが、雪にやられずにいい感じでした。
温室1月27日
  小さな温室、青菜は萎れて・・・2023年1月26日

 今年は、それらに加えて、秋に畑に蒔いて余った、小蕪と茎立ち菜の種もプランターに蒔いて、さらにプラスチックの大きな桶に入れて、サンルームに置きました。サンルームと言っても、今年は薪ストーブもほとんど焚きませんし、日の照らない日や夜は、外気温と変わらないくらいに冷えます。
 寒い中、小蕪と茎立ち菜は、見事に芽を出し、凍らずに青々と葉を茂らしました。
 雪が積もって雪下野菜が掘れなくなったら、こちらを食べようと楽しみにしていました。
 ところが、1月26日の朝観たら、小蕪と茎立ち菜がしおれていました。
 1月25日にやってきた寒波と放射冷却で、夜中に気温がマイナス10℃くらいになったからでしょう。
温室しおれ4
 ↑萎れた作物。上:茎立ち菜,下:みやま小蕪,1月26日
 奥の茎立ち菜の右のエシャロットは細くて見にくいですが元気です

温室しおれ1月26日2
 せっかく青々と茂っていた茎立ち菜が萎れています。

 でも、雪下野菜も美味しく食べられるのだから、このしおれた菜葉も早いうちなら、おいしく食べられるだろうと、思いました。
・・・ピンと茂っている頃の写真を撮っておけばよかった・・と残念に思いながらも、翌日にでも収穫しようかとその日は収穫しませんでした。


 そしたら翌日・・・翌朝の最低気温も−4℃くらいで、最高気温も0℃に達しない真冬日だったと思うのですが、・・・なんと小蕪も茎立ち菜も復活し始めていました。葉にも糖類を供給して、凍らないようにしているようです。植物の生命力は素晴らしいと思いました。
温室復活1月27日の2
↑↓翌1月27日も真冬日でしたが、昨日ほど冷えずに、小蕪も茎立ち菜も復活!
温室復活1月27日の4


 そう言えば、雪の下の植物は,雪下野菜だけでなく、雑草も何種類かは緑のまま押し潰されて、冬を耐えて雪解けを待っています。

 外の畑の雪の下の茎立ち菜は、春に雪が融けてから、成長して本格的に収穫して食べられるようですので、雪解け前には温室の茎立ち菜と小蕪を少しずつ収穫して食べようと思います。真冬にも自分の家で作った作物が食べられるのは、幸いです。
 ↓3日後の1月30日は更に復活していました。
    2月に少しずつ収穫して食べようかと・・

温室茎立ち23年1月30日2
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Comments 6

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 >雪の下の茎立ち菜は、春に雪が融けてから、成長して本格的に収穫して食べられるようですので、雪解け前には温室の茎立ち菜と小蕪を少しずつ収穫して食べようと思います。

越冬の寒さで野菜の成分が分解して熟成すると、甘くおいしくなるそうですね。
育ち方が違うサンルームの野菜はそれとは味が違ってきますか?
うちの庭のワイルドストロベリーの葉が紫色になっています。寒さの中、その成分が身を守っているのでしょうか?

昨日こちらに降った雪で小さい子どもたちは大喜びでした。
雪遊びは束の間で、今日には溶けてしまうことでしょう。

2023/02/11 (Sat) 08:47
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 雪

2月に入って温室の小蕪は収穫してましたが、茎立ち菜はまだ収穫していなかったので、
さんのコメントを受けて、昨日少し収穫して食べました。美味しくて一瞬で食べてしまいました。

>越冬の寒さで野菜の成分が分解して熟成すると、甘くおいしくなる

これは、炭水化物(デンプン等)が分解して唐になるから甘くなると言うことですよね?
サンルームも十分に寒いので、糖を沢山含んでいたようです。

>うちの庭のワイルドストロベリーの葉が紫色になっています。

こんな真冬に枯れないワイルドストロベリーは逞しいですね。
暖房までした温室育ちの最近のイチゴとは違って、野生の生命力を感じます。
我が家のワイルドストロベリーも、地植えのものは雪の下ですが、サンルームの鉢のものは、小さな実がなってます。食べてみますね。

2023/02/12 (Sun) 08:06

guyver1092

耐寒性

 小蕪と茎立ち菜の耐寒性は、素晴らしいですね。寒さに晒されておいしくなったのを収穫するのは楽しみでよいですね。

 子供の頃に見たテレビ番組を思い出しましたが、アロエは凍結に弱く、柳がマイナス160度まで耐えられるというのが印象に残っています。

2023/02/12 (Sun) 19:21

手入れ

野菜の味比べで2つの違いはあるのかな?と思ったのです。
①雪を積もらせたまま育った野菜
②日当たりがいいときもある寒い室内で育った野菜 
雪解けの後の②も楽しみですね。

ワイルドストロベリーはランナー伸ばし放題で、どんどん増え、実も小さくなってきました。
よい肥料を手に入れても手入れを怠ってはいけませんね。

2023/02/12 (Sun) 19:27
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 耐寒性

今回分かった事は、小蕪も茎立ち菜も、最高気温が0度以下の真冬日でも、気温がー5℃くらいまではしおれないと言う事です。
かなり耐性が強いと思いました。
しかし、エシャロットやワイルドストロベリーは、更に耐寒性があり、−10℃でもしおれませんでした。
>柳がマイナス160度まで耐えられる
それは凄いですね!二酸化炭素の沸点がー79℃くらいですから、ドライアイス漬けにしても凍らないと言うことですね!?
ちょっと信じられないようなすごさです。

2023/02/13 (Mon) 00:22
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 手入れ

②日当たりがいいときもある寒い室内で育った野菜
は、写真のようにみずみずしく育っていますからやはり美味しいです。
丁度12月の雪が積もる前の畑の蕪や茎立ち菜のような感じで、それはそれで美味しいです。
①雪を積もらせたまま育った野菜
は、雪の重みでつぶれて萎れた感じに成りますが、緑色は失わず、それも美味いです。
こっちは雪の下にあっただけあって、やはりみずみずしいです。
甲乙つけ難いです。
①は、雪の下にある間は、殆ど成長しないのでしょうけれど、
②はゆっくりですが成長してます。

ワイルドストロベリーはウチのも凄く小さいですよ。ワイルドストロベリーってそんなものかと思っていました。
小さくても米の研ぎ水などを時々かけていると味が濃くて美味いです。

2023/02/13 (Mon) 00:31
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト、「経済成長信仰」と「科学技術信仰」とによって、飛行船地球号は破裂して墜落を始めるのも時間の問題。
あくせく働いて破局に向かって突き進むくらいなら猫のようにその日暮らしをする方がよっぽどいいではないですか。脱成長によってゆったり暮らすことができる社会の実現を!
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