同性婚に対する別の観点

日本で同性婚を容認したからといって、彼の言うように国を捨てる人はいないでしょう。彼ぐらいでしょうか?稚拙な読みと言うか、自分の主観を社会の動向と混同しています。同性婚の方と関わりたくなけば、必要最小限以上関わらなければいいだけの話です。同性婚のカップルが近所に住んでいてもそれだけでは迷惑ではありません。原発や米軍基地が近くにあった方が遥かに迷惑です。
・・それは兎も角として、荒井勝喜氏のようにLGBTの方々に大きな差別意識を持っている人は自民党議員に多く存在します。そのステレオタイプが杉田水脈でしょう。こんなネトウヨみたいな偏見、ヘイトの塊のような人物が国会議員である事は日本の恥です。国会の劣化を象徴しているように思います。LGBT差別発言を抜きにしても、薄っぺらなヘイトスピーチのオンパレードです。彼女は私が最も忌み嫌う自民党議員の一人です。

彼女は
LGBTのカップルを、「子供を作らないから『生産性』がない」・・などと批判しています。この杉田水脈の確信的な「優生思想」「能力主義思想」には短絡的な差別意識と気持ち悪さを感じます。
・・・前置きが長くなりました。
荒井勝喜や杉田水脈のLGBTに対する差別発言に対して、現在たくさんの道義的な批判がなされていて、私もその批判にはだいたい賛同致します。この差別に対する道義的な批判は、ここで繰り返さなくても、もう十分に出尽くしている事でしょう(杉田水脈は懲りてないようですが・・)。だから、ここでは全く別の観点から、荒井勝喜や杉田水脈の思想を否定し、LGBTを評価したいと思います。すなわち、杉田の言うところの「生産性がない」という発想についての差別以外の観点です。
そもそも、物が過剰に生産されいる現在「生産性」なんて問題にする必要はないのです。本当に必要な生産は、食料をはじめとする生活必需品だけでしょう。
食糧不足は深刻な問題ですが、その食糧不足は、食糧供給量に対して人口が多過ぎるときに起こります。その意味で、現在は人口過剰です。世界各地で飢餓が起こっています。・・世界中で均して公平にうまく分配する事ができるなら(それができないのが現代社会です。)、総量として食糧供給はやっと足りている状況ですが(それでも輸送エネルギーの問題とかがあります。)これからもっと人口が増えれば、人口過剰による食糧不足は確実に増え、更に深刻になるでしょう。
人口が増え過ぎたことによる問題は食料だけでなく、生態系にもさまざまな悪影響を及ぼしています。
それなのに子供を作れないカップルを「生産性がない」と否定する杉田水脈らは地球の状況を全く読めない大馬鹿者です。寧ろLGBTの子供を作らないカップルこそ社会に有益だとも言えるでしょう。
21世紀は、「少子化対策」と称して、子供を沢山作ることを奨励して、「埋めよ増やせよ!」って時代ではないことをしっかりと認識するべきです。LGBTの方々を生産性で批判する道理など何らないのです。 同性婚の方が隣に住んでいたら、我が家の家庭菜園の収穫をお裾分けしたいところです。
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