人体は最高の暖房装置
〜暖房の基本は体温保持〜
今回は、「手動で十分」と言うよりも、代謝の熱エネルギーで十分と言う主張です。
暖房といえば、最近はどの家でも室内暖房中心になりました。全館暖房の家もあります。確かに西洋型の薪ストーブを家の1階の真ん中あたりに置けば、かなり広く暖房でき、それだけで家の暖房は全部賄える場合も多いでしょう。それは一つの暖房の理想の形と考える方もいるでしょう。北欧など欧米の寒い地域では、それが普通かも知れません。
でも、全館暖房は、事務所とか職場とかなら有りでしょうが、個人の家では、やり過ぎの気もします。
特にオール電化住宅の全館暖房はエネルギーの浪費であり、非効率過ぎるでしょう。電気代が高騰したこの冬は、オール電化住宅は、目が飛び出るほど電気代がかかった・・・と言う話も聞きます。電力会社等の口車に乗せられてオール電化にした家は大変です。
暖房費とエネルギーの節約をするのなら、やはり局所暖房でしょう。コタツにアンカ、湯たんぽ・・でしょうか?それから携帯式カイロ・・・と言うのもありますが、私は特に携帯式カイロは必要ないと思っています。私の母がよく使っていて、何十年も前に、私にも、いいから使ってみろと、使い捨てカイロをくれた事があります。使ってみて確かに暖かかった記憶ですが、それまで必要が無かったものに慣れるのが嫌でした。それはまるでドーピングです。使い捨て懐炉の中身はかなり環境を汚染する物質のようですし、資源の浪費と環境汚染と断定して、それ以降使っておりません。
局所暖房の基本は厚着です。家の中なら、氷点下近くになるまでは厚着で十分です。指を出せる手袋を使えば、指も使え、字も書けますしPCも打てます。室内暖房も使っているのなら、携帯カイロは全く必要がないと思うのですが、腰が冷えるからとか使っている人もいます。私の母もまさにそうでした。そうならない為にも、普段から使わない方がいいと思います。それはただの慣れだと思います。
外で、氷点下でも、吹雪の中でも、厚手の手袋と靴下の2枚重ね、厚着の服の一番外側は、風を通さない素地のフード付きのコート、そして耳当てかニット帽があれば十分です。そこに携帯式カイロの登場の余地はありません。恒温動物の人間は、体温を逃さなければ、かなりの寒さまで耐えられるのです。普段から携帯式カイロ等で、ドーピングされてしまうのは残念な事です。携帯式カイロはこれからも一生、使う選択肢はありません。

↑防寒コート と手袋、ニット帽(or耳当て)
これで氷点下の外も平気で歩けます。↑
↓ 耳当ては迷彩模様ですが、ミリタリー趣味ではありません。
最近はヘッドホン型耳当てばかり売っていて自転車に乗るには不便なので、
何年か前にやっと見つけた代物です。↓

ホームレスの方々は、寒い冬空の下で、体温で凌いでいる方も沢山いるのです。彼らを見習って、風邪をひいたり体調を壊さないように無理はしない範囲で体温で頑張りたいものです。
最近発生したトルコの大地震を見ても、寒い時期の災害時には、服による防寒、厚着と風を通しにくい上着による防寒が体の保温には最も効果的だと考えます。
<続く>
↓豚皮コート。これも雪が降ってなければかなり暖かい。
革製品には基本反対ですが、
ネイティブ・アメリカン(アメリカ・インディアン)は、バッファローを獲ると、体全部を大切に利用していたそうです
肉を食べ、骨は調理器具などの道具に、尻尾はハエはらいに、そして皮は服に・・・
・・・と、言うことで、30年くらい前に買って、ボタンとか少し取れましたが、一生使えそうです。↓


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