来年ポットは大丈夫か?
以前、ミニトマトなどの苗を差し上げた甘味処に次に行った時に、来年また使うので空いたポットを返してほしい旨を伝えたら、「苗を植えたその日に捨ててしまいました」・・と答えました。ポットは、スーパーのプラパックと同じような使い捨て容器と同じ認識なのでした。彼だけでなく、苗をポットで購入する人の多くが、苗を定植すればポットはもう不要で、捨てているようです。世間では、SDGsとか言っててもこの程度なのです。(その当時はまだSDGsは流行っていませんでしたが・・・)
私は、原則苗は種から育てていますので、作物の苗は滅多に購入しません。買うのは(果物の)木の苗とか、定植の時期になって急遽追加で栽培してみようと思った苗くらいです。
(出来ることなら木も種から、若しくは挿木で育てたいものです。)

今年種を育てたポット。定植後に洗って、来年また使います。
兎も角、苗をポットで購入することはごくたまにありましたが、自分で種を蒔くプラスチックのポットをわざわざ購入したことは1度もありません。これからもその積もりは毛頭ありません。
プラスチック製のポットはだいぶ安く売っているようですが、ポリシーとして(ちょっと大袈裟か?)プラスチック製のポットだけでは購入しません。苗を差し上げた方には、
「お礼は入りませんから、苗を植えたらポットはお返しください。また、他から苗を購入した場合は、そのポットも下さい。それが何よりです。」
と伝えてあります。 (実際は色々お返し物を下さる方が多いのですが・・・) ポットも数年経つと劣化してくるので、割れ始めたら、マイクロプラスチックになる前に廃棄します。
毎年作る苗の数が増えてきて、ここ数年は200個以上のポットに種を蒔いているので、ポットが足りなくなってきました。毎年作物の品種によってポットの色を変えたりしていたのですが、その余裕も無くなりました。今年は、早めの3月の初めに種をポットに蒔きました。ポットの数はキリギリ間に合いました。その後、不足になった苗や、5月以降に種を蒔く、晩成種の種は、プラスチック製のポットが不足したので、紙ポットに蒔きました。
・・紙ポットは、トウモロコシなどのヒゲ根の単子葉植物やオクラや四角豆のように、定植の際に根を動かすと成長が悪くなる繊細な作物に使っていました。しかし、今年はプラスチックのポットが不足して、4月以降の追加の種はほとんど紙ポットに蒔きました。

紙ポット。苗はポットから出さずにこのまま土に埋めるので、定植時に根が痛みません。
植え替えの時に根を弄ると成長が著しく悪くなる作物は、紙ポットか直播です!

発芽した、紙ポットに蒔いたモロヘイヤ
デリケートでは無いモロヘイヤの根は、いじっても大丈夫なようですが、
プラスチックのポットが不足していたので・・Orz...

紙ポットのまま定植した四角豆の苗
こりゃあ、来年はポットが足りなくなりそうだ・・・どうしよう?意地でも購入したくはないから、また紙ポットに蒔くしかないか、・・・しかし紙ポットは長持ちせずに、1ヶ月以上も経つと破れたりカビが生えたりするからなあ・・・と来年のポットのことを憂慮していました。
その矢先、5月下旬あたりから、ポットを返してくれる人が、別に購入した苗のポットも沢山持ってきて下さって、どんどん貯まってきました。これなら、来年もポットは間に合いそうです。長年声をかけ続けた甲斐があったと言うものです。

今年苗を差し上げた方から、返して頂いたポット。
ネームプレートまできれいに洗って、返してくださいました。
別に購入したポットを沢山持って来て下さった方もいました。
この後、何人もの方がポットを持って来てくださって、プラスチック製のポットはかなり貯まりました。
みなさん、有難う御座いました。これからもプラスチックポットは購入いたしません。全て廃品の再利用で賄っていきます。・・自己満足の域かも知れませんが・・・。

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