雑草の言葉

こんな所からミニトマト

2023/07/05
作物、畑 2
 我が家の家庭菜園の作物はほとんど固定種ですので、採種しなくても自然に種が溢れて、翌年雑草と共に生えてくる作物があります。
 例えば、食用鬼灯の矮性種のハニーゴールドなどは、「野口のタネ」からタネを購入した最初の年くらいしか採種しませんでしたが、毎年沢山生えてきますので、少なくとも半分以上は間引きしています。一方、矮性種ではなく2m近くまで大きく成長する原産国が暖かい地域らしいオレンジチェリー種も、種が溢れて自生してくることがありますが、自生した苗が育って実がなるまでに時間を要します。実が熟すまでに冬になってしまうので、自生した苗からは収穫できません。だから、早めにポットに種を蒔いて、苗は屋内(サンルーム)で育てます。【食用鬼灯の袋


 因みに固定種ではなく、F1品種でも種が自然に溢れて発芽することがよくあります。ただし、大抵、親とは似ない違う品種になってしまいます。(以前、紡錘形のミニトマトのF1品種、アイコから種が溢れて、違う形の大きめのトマトがなりました。)

 話が脱線いたしましたので戻します。
 家庭菜園を始めた初期の頃、食用ホオズキの種と一緒に「野口のタネ」から購入してからずっと採種して種を引き継いでいる、赤丸ミニトマトの、ステラミニトマトの苗は、毎年畑の畝やプランターにいくつか植えますが、採種した以外にも、こぼれた種からいくつか自生してきます。食用鬼灯と同じ理由で、自生してきたステラミニトマトは、採種して初春(3〜4月)からポットで育てたステラミニトマトよりも成長が遅いのですが、支柱を立てずに(若しくは1本だけ立てて)放っておいても実がなり、これがまた美味いのです。採種した苗のステラミニトマトが、何らかの理由で枯れてしまっても、自生したステラミニはあまり枯れることなく、秋の終わり頃まで収穫できます。殆ど自然農法と言えるでしょう。

・・・で、今年は気付くと、いつも自生してくる軒下の近くのこんな所から、生えていました。
こんな所からミニトマト23年
  古い建物の外にある水道の下のコンクリートで囲ってある部分です。
 しかし、そこに生えたことではなく、生え際に驚いたのです。


こんな所からミニトマト2 23年
   地面に対して垂直に立った家の土台の、
  コンクリートのひびの狭い隙間から生えていたのです。


 これは東日本大震災の時に出来たひびでしょうか?驚きました。垂直に立った家の土台のコンクリートの割れ目にどうやって種が入り込んだのでしょうか?
枯れずに美味しい実をつけて欲しいものです。楽しみです。

こんな所からミニトマト3 23年
  流行りの呼び方で言えば「ど根性ミニトマト」でしょうか?
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Comments 2

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たっきー

おはようございます

完熟したモノは美味いですよね
ミニトマトは、昔食べたトマトの味がするように思います、対してスーパーで旬を外れた頃に買って来るトマトは甘くも酸っぱくもなく、なにもこんな時期に食べなくたって・・・と感じます

それにしても、スゴイ場所に根を張ったものですね

トマトの根なら、亀裂を押し広げるほどのチカラは無いと思いますが、トマトに一区切りついたら早めに補修したほうが良さそうですね

2023/07/06 (Thu) 07:20
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: おはようございます

>ミニトマトは、昔食べたトマトの味がするように思います、対してスーパーで旬を外れた頃に買って来るトマトは甘くも酸っぱくもなく、なにもこんな時期に食べなくたって・・・と感じます

おっしゃることはよくわかります。ミニトマトでも、窒素肥料で膨らましたものは、見た目倒れで、味が薄くて不味いです。そんなものを平気で作っている農家はプライドがないと思います。
https://zassou322006.blog.fc2.com/blog-entry-850.html

>トマトに一区切りついたら早めに補修したほうが良さそうですね

なるほど、アドバイス有難う御座います。この家は我が家の隣にある築50年以上の私の親が住んでいた家です。私も子供の頃は住んでいました。築50年以上でも建て替えは勿体無いので、今年とは言わずともそのうちリフォームしようと思います。

2023/07/06 (Thu) 20:09
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト、「経済成長信仰」と「科学技術信仰」とによって、飛行船地球号は破裂して墜落を始めるのも時間の問題。
あくせく働いて破局に向かって突き進むくらいなら猫のようにその日暮らしをする方がよっぽどいいではないですか。脱成長によってゆったり暮らすことができる社会の実現を!
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作物、畑