こんな所からミニトマト
例えば、食用鬼灯の矮性種のハニーゴールドなどは、「野口のタネ」からタネを購入した最初の年くらいしか採種しませんでしたが、毎年沢山生えてきますので、少なくとも半分以上は間引きしています。一方、矮性種ではなく2m近くまで大きく成長する原産国が暖かい地域らしいオレンジチェリー種も、種が溢れて自生してくることがありますが、自生した苗が育って実がなるまでに時間を要します。実が熟すまでに冬になってしまうので、自生した苗からは収穫できません。だから、早めにポットに種を蒔いて、苗は屋内(サンルーム)で育てます。【食用鬼灯の袋】
因みに固定種ではなく、F1品種でも種が自然に溢れて発芽することがよくあります。ただし、大抵、親とは似ない違う品種になってしまいます。(以前、紡錘形のミニトマトのF1品種、アイコから種が溢れて、違う形の大きめのトマトがなりました。)
話が脱線いたしましたので戻します。
家庭菜園を始めた初期の頃、食用ホオズキの種と一緒に「野口のタネ」から購入してからずっと採種して種を引き継いでいる、赤丸ミニトマトの、ステラミニトマトの苗は、毎年畑の畝やプランターにいくつか植えますが、採種した以外にも、こぼれた種からいくつか自生してきます。食用鬼灯と同じ理由で、自生してきたステラミニトマトは、採種して初春(3〜4月)からポットで育てたステラミニトマトよりも成長が遅いのですが、支柱を立てずに(若しくは1本だけ立てて)放っておいても実がなり、これがまた美味いのです。採種した苗のステラミニトマトが、何らかの理由で枯れてしまっても、自生したステラミニはあまり枯れることなく、秋の終わり頃まで収穫できます。殆ど自然農法と言えるでしょう。
・・・で、今年は気付くと、いつも自生してくる軒下の近くのこんな所から、生えていました。

古い建物の外にある水道の下のコンクリートで囲ってある部分です。
しかし、そこに生えたことではなく、生え際に驚いたのです。

地面に対して垂直に立った家の土台の、
コンクリートのひびの狭い隙間から生えていたのです。
これは東日本大震災の時に出来たひびでしょうか?驚きました。垂直に立った家の土台のコンクリートの割れ目にどうやって種が入り込んだのでしょうか?
枯れずに美味しい実をつけて欲しいものです。楽しみです。

流行りの呼び方で言えば「ど根性ミニトマト」でしょうか?
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