根性発芽の後・・

糸くずフィルターの中で発芽。
溜まった糸くずが水分を含んで『発芽』には適しているのでしょう。
ほぼ毎日1時間弱、水が張られ、糸くずが水分を含んで、完全に乾くことはあんまりない洗濯槽の糸くずフィルターの中でしょうから、発芽の条件としては適しているのでしょう。
写真に撮った後、発芽した芽を土に捨てようかとも思いましたが、折角だから記念にと、オクラの苗を植えた鉢の端っこに植えました。雑草なんだろうけれど、どんな植物になるのでしょうか?

オクラの鉢の端っこに定植しましたが、このまま根付くでしょうか?
この件で30年以上前の、ある「根性発芽」を思い出しました。それはちょうど今頃の季節だったと思います。学生時代に家庭教師先から頂いた中古の小さな車(いすゞジェミニ)で通勤していた私は、運転席の床のマットの前の方の隅に、小さな双葉を発見しました。マットの端っこだったので、意識して運転すれば、踏みつけない位置でした。
ちょうど梅雨の終わりの頃、靴の裏側の溝とかに種が付いて、それが床のマットにこぼれたのでしょう。梅雨で床のマットも少し濡れていたのでしょうから、水分も補給されて発芽したのでしょう。
梅雨が終わって真夏になったので、そのままでは双葉が枯れてしまうと思ったので、毎日少し水をやりました。・・毎日と言ってもほんの2、3日間だけでした。・・そう2、3日後には閉め切った窓の車の中で、日中の夏の強い日差しを浴びて、車の中は熱くなり、双葉は乾いて枯れてしまったのです。仕事帰りには跡形もなくなっていました。。。。
至極当然の話ですが、発芽の条件が揃っていても、その後、生育の条件が揃わない悪環境の元では、成長せずに直ぐに枯れてしまうのです。
発芽の条件というのは、そんなに厳しいものではなくて、水と空気(酸素)と適当な温度があれば、正常な種は発芽するでしょう。成長のための(太陽の)光や養分は「成長」には必要でも「発芽」には必要ありません。
そう考えれば、発芽は簡単です。だから、「根性発芽」とか「根性双葉」なんて言葉は適切では無いかも知れません。生育の困難そうな場所で発芽して双葉を開いた後、花を咲かせ、実を実らせ、種をつけるまで成長すればこその「根性植物」「根性作物」でしょう。
今回の洗濯槽の中での発芽と、それで思い出した、以前に起きた車の中のマットの上での発芽の事を書いただけですが、何かを暗示しているような気がしました。

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