丈の低い雑草と除草剤

我が家の前庭は、塀際の端の方にはイチジクの木やボケの木が植えてあります。そして、年によって、大根やオクラ、ウリなどを植えています。紫蘇は毎年自然に生えてきます。残りの場所・・・歩いたり自転車で通ったり、プランターを置いてミニトマトなどを育てている前庭の中央部分は・・・コンクリートでは固めたく無いので、雑草を生やしっぱなしです。コンクリートほど嫌ではありませんが、草も生えていない剥き出しの地面にもしたくありません。
だから、あまり除草しません。歩いたり自転車の通行の邪魔にならない程度に丈の長い雑草だけ抜くか刈り取って、背の低い雑草はあまり抜きません。必要最小限の除草をしていると言う感じです。勿論、除草剤を撒いたことはありません。

以前、親しくしていた方(私がキウイ棚をお借りして栽培している家の主)が我が家を訪れた時、その、あまり整備されていない前庭の低い雑草を観て、何か言ったので、もっと除草しろとでも言いたいのかと聞き直すと、意外にも
「クローバーが一面に植えてある前庭はいいね。芝生よりも素晴らしい!」
と言いました。そう、背丈の低いクローバーはあまり抜かなかったのです。そして気づいたら、全体的にクローバー敷になっていたのです。よく見るとクローバー以外にオオバコや芝生もどきの草、家の際の日の当たらないところにはドクダミも生えているのですが、ぱっと見、全体的にはクローバー敷に見えるようになっていました。

ぱっと見、クローバーだらけですが、オオバコもかなり生えています。

シソも所々から出ていますが、背丈が高くなると抜いてしまうことも・・
私は、芝生は嫌いです。ゴルフ場や、芝生以外の雑草を枯らす選択的除草剤をイメージするからです。だから芝生にする気は毛頭御座いませんが、クローバー敷はいい感じです。その日以来ずっと、前庭はクローバー敷にしようと思っています。

クローバーの花シロツメグサも咲き誇っています。
この夏の猛暑で、枯れかかっているクローバーの花も多々見受けられます。_Orz.....
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日本人は、雑草が茂っているのよりも、毒物の除草剤が好きな人が多いようで、土の庭先はもちろん、地面をコンクリートで固めた割れ目の隙間から生える雑草にさえ除草剤をかけます。お墓の周りにも除草剤を撒く人が沢山います。私と正反対です。私は、除草剤を使うくらいならば、雑草に埋もれた方がよほどいいと考えてます。
除草剤のラウンドアップの主成分のグリホザードは、発がん性、腎障害、肝障害、中枢神経障害・・・があると言われています。だから、世界の多くの地域で禁止されているのにも関わらず、日本ではホームセンターなどで気軽に買えます。そして気軽に撒くのです。多くの日本人は、「雑草を生やしておいて、手入れの行き届かない家だ」と思われるよりも、除草剤を使った方がいいと考えているようです。私と考え方が真逆です。ラウンドアップは、ヨーロッパを中心に多くの国で使用を禁止されているので、売れなくなったラウンドアップが日本にどんどん入ってきている状況です。日本でも早く禁止にすべきでしょう。
そういえば、現在問題になっている「ビッグ・モーター」は、店舗前の街路樹にも除草剤を撒いて枯らしていたようです。とんでもない会社です。私はこのことだけでも、ビッグモータは潰して、前社長や(新社長を含めた)経営陣は厳罰に処すべきだと考えています。保険金不正請求問題も含め、
「こんな全国的な大きな会社が、こんな酷い犯罪を犯すのか?」
ではなくて
「こんなモラルも何もない不正なことを行ってきたから、大きくなった」
のでしょう。
古来、自然と一体感を持ってきたと言われる日本人ですが、実際どうなんでしょう?いつの間にか、自然・生態系を破壊してでも見栄えをよくしようとする日本人が非常に増えてしまった感があります。残念で恥ずべきことです。
余談ですが、私のHN雑草Zは、「雑草の如く強く逞しく」などと言う意味から付けたHNではなく、よく人々に、「雑草はあまり抜くべきでは無い。抜いたとしても、ゴミ袋に入れて燃えるゴミに出すなんて言語道断だ」と言っていたら「雑草」と呼ばれるようになったので、それをHNにしたまでです。『Z」は、同じようなHNの人もいるだろうと思い、差別化として付けたまでです。「Zassou」 の頭文字と思って頂いても 「Zeppelin」 の頭文字と思って頂いても構いません。


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