雑草の言葉

渋が抜けた渋柿

2023/12/31
一寸日常生活 9
 今年も私が生まれる前から我が家に生えていた1本の渋柿の木から実を収穫しましたが、例年とはちょっと違う事が2つありました。
冬の鳥
    冬至の頃、プラムの木に集まる鳥たち 

 1つは柿を収穫した時期が、11月の2週目と、遅くなってしまった事です。例年は、柿の実がまだ硬い(ちょっと青っぽいのも混じっている)十月中に収穫しておりました。アルコールにさわした後も硬い方が好きだからです。干す場合も最初は硬い方がいい感じです。でも今年の収穫は諸々の後回しになって遅れてしまいました。

採り残しの高枝の柿23年
  取り残した高枝の柿 11月
 そしてもう一つ、例年と違うことは、木の上の方の柿をかなり残してしまった事です。
 これまでは、不作で200個くらいしか実らなかった年も、豊作で1000個以上実った年も、ほぼ全部収穫しておりました。高枝切り鋏や塀に登っても採れない高い所の実は、下の方からノコギリで枝(・・と言っても幹くらい太いのまで)ごと切り落として収穫していました。見える限りの柿の実全部収穫して満足しておりました。でも今年は、それはせずに、数百個の実は収穫されずに木に残りました。


 そのいつもと違う2つの収穫方法で、新たな発見がありました。

 先ず1つ目は、鳥です。木に残った渋柿は、そのまま11月末から12月くらいになると、木に実ったまま渋が抜けます。
残った柿と鳥1 23年12月
 冬至の頃(12月23日)渋柿の木に残った柿の実を求めて集まる鳥たち

 最初は渋いので鳥もあまり寄って来ませんが、冬になって渋が抜け、餌も無くなって来た事もあってか、鳥がこの渋柿の木に沢山集まって、柿を啄んでいます。

 残った柿と鳥3 23年12月23日
  ただのスマホでの撮影です。望遠レンズもないので、鳥の姿は大きく写せません。

 スズメやムクドリの群れが賑やかにおしゃべりしながら柿を食べています。(最近の研究では、鳥にもいくつかの言葉があって本当に会話をするようです。別な種の鳥の言葉もある程度理解するようです。「外国語」のような感じでしょうか?観察していると確かにおしゃべりしているように見えました。)柿の実は、鳥に啄まれているうちに地面に落ち、12月末には全ての実が木に残っておりませんでしたが、柿のヘタは沢山木に付いたままでした。鳥たちが完食したと言うことにしておきましょう。                                    
                             



 我が家で干柿は、真っ黒くなって白い粉(柿が干されて水分が抜けることによって溶けていたショ糖やブドウ糖などの糖分が再結晶したもの)が吹くまで干すのが慣例でしたが、今年は真っ黒く乾く前に12月下旬になってしまいました。


雪囲いの中の干し柿23年12月26日
 ↑↓干し柿を干している母屋のテラス。
   一昨年、穴だらけの波板の屋根を張り替えて、雨水が漏れなくなくなりました。
   12月になって雪囲いをつけると、(側面が)吹き抜けの部屋のような感じになります。
  上↑の写真のように東側は吹き抜けですが、
  下↓の写真のように西側は温室で風の抜けは良くないかもです。

雪囲いの内側の干し柿3 23年12月

 そろそろお裾分けしたいので、まだ黒くなり切れず、粉も吹いていないものを1つ取って食べてみました。外側の皮は固く中はまだ乾いてなくて、ちょっととろっとしててそれも美味い!新たな味覚です。
干し柿before 23
   ⇩
干し柿after 23

 今までの「渋柿は真っ黒に乾いたものが美味い」と言う先入観は無くなりました。

 11月の上旬まで木の枝に付いたままであった、遅れて収穫した柿は、光合成で糖分を沢山溜め込んだ事もあってか、お裾分けしたさわし柿や干柿が「とても甘い」と好評でした。(私はあんまり甘く無い方が好きなんですけどね。)

 もう何年もこの木の渋柿で干し柿を作っていますが(親の代からは半世紀以上も・・)今年は新たな発見がいくつもあり、柿は豊作とは言えませんでしたが、別な意味での「大収穫」でした。
雪囲いの内側の干し柿2 23年12月26日
  ちょっと色がついていますが、シースルーの雪囲いは日光を通します。
  冬の陽は低く、晴れた日は干し柿に陽が当たります。
  冬の間は冷蔵庫の中より気温が低いので
  当分ここに干したままにしようかと・・・


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Comments 9

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fukuchan

黒くなったカキは市場に売られていませんね。
昔は硫黄で消毒すると言ってましたが
今はどうしているのですかね。
産直で売られている柿はあめ色のうまそうな色をしています。
我が家の柿は冷凍庫にあります。
粉をふいていません。
蜂仲間に食べさせたら、うまいと言って2個食べました。

2023/12/31 (Sun) 11:20

たっきー

こんにちは

市田柿の生産が盛んな地域では、「柿農家さん」ってお宅があり、そういったお宅には柿畑がありまして、キチンと剪定をされているようです。
そうすることで、よく言われる「生り年と裏年」がなくなって、収量が安定するんじゃないかと思います・・・
上に伸びた枝はどんどん切って、収穫しやすい樹形にされているようです。

雑草さんのお住まいと我が家では気候がかなり違うようなのですが、文化は似たような部分が有るようですので、興味深く日記を読ませていただいております。

母が作ってくれた干し柿を随分前に試食しましたが、やさしい甘さで美味しく食べました。

今年は雑草さんとブログを通じてご縁を頂き、楽しく交流させていただきました。ありがとうございました
いよいよ大晦日となりました、伊那谷では「お年取り」という風習があり、今夜は家族でおせち料理を囲む事になっています(伊那谷独特の風習のようです・・・)今夜は夜更かしをして、歳神様がやってくるのをお迎えします・・・

良い年をお迎えください

2023/12/31 (Sun) 12:10

甘くなった渋柿

「11月の上旬まで木の枝に付いたまま」の柿は、そこですでに糖分を溜め込んだので、剥いて干したときにはそれほど干さなくても甘いということですね。
山形の友人は子どもの頃、晩秋に、どこかの家のまだ木にぶら下がっている渋柿のはずの柿を食べて、甘かった記憶があるそうです。ちょっとベチョでもうまかったとか、、。

新年に、去年の手間をかけて作った干し柿をお茶請けにするのはいいものですね。

2023/12/31 (Sun) 17:06
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: タイトルなし

まあ人それぞれですね。ネットで調べるとあめ色の干し柿が結構好まれる様ですね。
私は子供の頃、中通り(原発事故で福島県の地方割は知られてるかと・・)に住んでいたおばあちゃんからオレンジ色の柔らかくのした硫黄燻蒸した木箱入りのお土産用のあんぽ柿を送ってもらっていましたが、甘いものが好きな子供の私でさえ、甘ったる過ぎて嫌いでした。飴色の干し柿も、さわし柿の熟し過ぎた様な感じで、美味しかった記憶はありません。ということで、幼児体験から干し柿は真っ黒くて小さく萎んだのが好きなのです。私の知り合いはそういう人が多いです。
でも、写真に載せた程度の少し柿の色が残っている中がまだとろみのある干し柿なら美味いですね。
来年からのお裾分けには、真っ黒くなる前の少しとろみの残っているうちに差し上げようかとも思います。

2023/12/31 (Sun) 21:10
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: こんにちは

「柿農家さん」ってお宅は会津にもあります。「御山地区」と言います。やはり伊那谷と似ていますね。でも、干し柿ではなく大きなさわし柿を主に作っています。

最近はどんな果物も上に伸びた枝を切って低く育てて収穫しやすくしているようですね。我が家の柿もそうしようとしましたが、手遅れというほどに高く伸びています。

 おっしゃるように伊那谷と会津の文化や風習は似ていると思い親しみが持てます。
 こちらこそ、キウイの育て方から薪ストーブのこと、木材のこと、そして里山整備の日記など多岐にわたって教えて頂きありがとうございます。
 >今夜は家族でおせち料理を囲む事になっています

それは面白い風習ですね。こちらは会津の風習というよりも私の住む町の一部の風習のようですが、「年越しそば」ではなくて、年が明けて正月三ヶ日の初日に蕎麦を食べます。ちなみに2日目が餅、3日目がとろろです。
来年もよろしくです。

2023/12/31 (Sun) 21:24
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 甘くなった渋柿

>剥いて干したときにはそれほど干さなくても甘いということですね。

元々渋柿は甘味は甘柿よりも強いみたいで、渋さえ抜ければ甘いみたいです。それがさわし柿ですね。
でも確かに今年の干し柿はとても甘くなりました。もう十分に美味しいですが、いくつかは、例年通りもっと小さく萎んで白い粉(糖分)を吹くまで干してみようと思います。

>子どもの頃、晩秋に、どこかの家のまだ木にぶら下がっている渋柿のはずの柿を食べて、甘かった記憶があるそうです。ちょっとベチョでもうまかったとか、、。

そうですよ。甘いけれど「ベチョ」なので採って食べません。我が家のさわし柿も置いて置くと「ベチョ」になるので早く食べなければとプレッシャーになります。それが嫌で、人にあげれば喜んでもらえるので、今年もさわし柿の大半は多くの人にお裾分けしてしまいました。
ところで「豆柿」ってご存知でしょうか?地方によっては「馬糞柿」というそうですが、木になる干し柿です。小学生の頃、真冬に木になっている黒い実を友達に食べてみろと言われ、食べたら干し柿の味でした。小粒の渋柿なので、あまり落下せずに木になったまま干し柿になるのです。それも「ベチョ」を通り越してしっかり干し柿になります。
 そう言えばお隣さんにこの豆柿の木があったような・・・来年早々にでも(って明日が来年ですが)少し貰って食べてみようかしらん。子供の頃の郷愁の味がするでしょう。

2023/12/31 (Sun) 21:42

甘くなった渋柿

「11月の上旬まで木の枝に付いたまま」の柿は、そこですでに糖分を溜め込んだので、剥いて干したときにはそれほど干さなくても甘いということですね。
山形の友人は子どもの頃、晩秋に、どこかの家のまだ木にぶら下がっている渋柿のはずの柿を食べて、甘かった記憶があるそうです。ちょっとベチョでもうまかったとか、、。

新年に、去年の手間をかけて作った干し柿をお茶請けにするのはいいものですね。

2024/01/01 (Mon) 06:21

豆柿

すみません、投稿後、閉じないでおいたたため、同じものが2つになりました。

豆柿が木になっているのを見た記憶はありません。
赤くなって収穫せずとも、黒くなって甘い干し柿になってくれるのは、小さいからこそですね。大きくないからベチョともならないし。

「柿が赤くなると医者が青くなる」そうですから、おいしい干し柿を楽しみたいです。

2024/01/01 (Mon) 07:23
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 豆柿

豆柿、機会があれば是非一度は食べてみて下さいね。
・・・と、かくいう私ですが、思い返すと私も、あの小学生時代の冬に1度、何個か食べたっきりでした。
木に生る干し柿を食べて、珍しくて気になっていたので(木に生っていたので)、何か機会があると、話していました。
誰かにその話をしたときに「ああ、マンクソ柿のことだね」って言ってました。そう呼ぶ土地もあるのでしょう。
そう言えばお隣さんになるのは勘違いで、姫りんごでした。豆柿も姫林檎も小さくて、丁度同じくらいの大きさだと思います。
豆柿は自分で干されて乾く前は、ひと回り大きいのでしょうけれど。
あの日以来食べてはいませんが、豆柿がまだ干し柿になる前の状態で沢山なっているのを秋頃どこかで見た記憶があるのですが、思い出せません。かなり昔のセピア色の記憶です。

そうですか!柿は体にいいんですね!

2024/01/01 (Mon) 20:06
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
無理に経済成長させようとするから無理に沢山働かなければなりません。あくせく働いて不要なものを生産して破局に向かっているのです。不要な経済や生産を縮小して、少ない労働時間で質素にゆったり暮らしましょうよ!「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト。
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