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雑草の言葉

アゲハチョウ

2007/06/27
思い出 8
 幼い頃、いとも簡単にアゲハ蝶を素手で捕まえられました。

 幼い頃、庭にアゲハ蝶がよくやって来ました。花にとまったところにそっと近づいて、簡単に捕まえられました。いつも素手で捕まえては、母に自慢に見せていたものです。普通のアゲハキアゲハが多く庭を訪れ、捕まえていました。クロアゲハを捕まえたときはもっと嬉しく、カラスアゲハはさらに嬉しいものがありましたが、カラスアゲハは普通もう少し山に行かなければいませんでした。捕ったアゲハは、お菓子かなんかの紙箱に、箸で穴をあけて脱脂綿や綿に砂糖水などをつけて飼ったりしましたが、中が見えないし、蝶も、箸であけたいくつかの穴から光が差し込む以外は暗くて、嫌だったでしょう。あばれると羽がボロボロになって可愛そうでした。死んでしまうのが嫌で、1日くらい飼って逃がしていたような記憶があります。虫かごは小さすぎてあまり使いませんでした。
 
 その頃は、虫を飼う大きな小屋でもあればいいと思ったものです。でも、今思うと、囲って飼うという発想はよくありません。捕まえる必要もないでしょう。生態系はあくまで外から観察して楽しめばいいのではないでしょうか?


 昆虫採集も小学校の宿題かなんかで夏休みとかにやりましたが、注射で殺して針に差すのは好きではなく、死んでからの昆虫を整理して出していました。防腐剤を注射して殺して採集するのは反対です。無闇な殺生は良くないでしょう。

 さて、幼い頃、素手でアゲハ蝶をいとも簡単に捕まえていた私が、成人してから、子供の頃を思い出してアゲハ蝶を素手で捕まえようとした事があります。
アゲハが止まっている花に近づいたら次の花に逃げられました。またそっと追いかけたつもりですが、さらに遠くに飛んでいってしまいました。幼い頃の記憶と違い、結構難しいのです。不思議でした。子供の頃何故あんな簡単に素手でアゲハ蝶を捕まえられたのでしょうか?子供の頃は、人間の気配があまりなかったのでしょうか?


 私の通っていた小学校の近くにカラタチの木の生け垣があり、アゲハ蝶の幼虫が沢山いました。小さい幼虫は黒かった記憶があります。ある程度大きくなると、脱皮して緑色の芋虫になります。ちょっかいを出すと赤い角を出して悪臭を出します。悪臭といっても、ちょっと甘ったるいような匂いの記憶がありますが、・・・その匂いも忘れてしまうくらいアゲハの幼虫をしばらく見ていません。

 そこからアゲハの幼虫を捕ってきて、家で何度か玄関で飼いました。さなぎになって、暫くして、朝、脱皮して、アゲハ蝶がいた時には感動致しました。脱皮したばかりの蝶のなんときれいなこと!暫くして、玄関を開けると大空に飛んで行きました。      
 この感動をもう一度!とまたアゲハの幼虫を飼って、さなぎになり、暫くすると、今度は脱皮せずに、さなぎの体に真ん丸い穴が開いていました。そして、近くに黒いハチのような昆虫がいました。寄生していたハチが出て来たのです。
 なんとも言えぬ虚脱感がありましたが、そのハチも外へ逃がしたような記憶があります。

 蝶に限らず、動物でも植物でも生き物を育てる時、失敗してもそこから軌道修正するしかありません。コンピュータゲームのようにリセットは出来ません。
 人間、長い間生きて色々後悔があったりすると、リセットしてやり直したいと思うものです。でも。そんな妄想があっても、現在から修正して行かなければなりません。ごく当たり前のことです。
 生き物を飼うことをそれほど奨励は致しませんが、生き物の飼育は、、昔流行ったタマゴッチのように、人間がプログラムしたコンピュータゲームのようなシンプルなものではなく、無限のバリエーションのある、リセットの効かないものです。 
 
 子供の頃、色んな虫が好きでしたが、アゲハ蝶もそのひとつでした。
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Comments 8

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cantama

我が家の屋上では

度々お邪魔しますっ。
屋上やベランダの柑橘類の木にはアゲハチョウの幼虫がいます。時々すず(猫)に親蝶がやられていますがクロチョウみたいです。
我が家は東京の下町ですが近くに古い庭園もあるせいか結構いろいろやってきますよ、母親には害虫として駆除されてしまうので私が管理している屋上だけは聖域です。
と言っても鳥に食べられるのも自然ですからそのままです。

2007/06/30 (Sat) 13:35

雑草Z

都会の屋上やベランダの木にアゲハが卵を産むって素敵ですね

 同日に2度のご訪問有難う御座います。

東京の下町の家の屋上やベランダの木に、アゲハチョウがやって来て卵を産むなんて素敵ですね。
 東京って、場所によっては結構緑が多いですよね。
これで、川の生態系もある程度あれば、ちょっとした里山の代わりになりますね。
 河畔林はないにしても、魚の住んでいる川や沼はありますか?ゲンゴロウは東京では絶滅したそうですね。

PS 
 私の住んでいるのは雪国ですから、家に屋上はありません。急斜面の屋根です(笑) 

2007/07/01 (Sun) 19:41

nao

蝶々の幼虫ってみかんなんかの山椒系の木に多いんですよね、確か。

2007/07/08 (Sun) 21:30

雑草Z

山椒もミカン科なんですね。

 アゲハの幼虫って、カラタチなどの柑橘類の葉を食べますが、何故か山椒の木にもついているので、不思議に思いネットで調べたら、山椒はミカン科と載っていました。なるほど・・匂いはちょっと違いますが・・・
 子供の頃、虫や動物には詳しかったのですが、植物は今でもあまり知りません。
新しい発見がありますね。
 ちなみに、モンシロチョウの幼虫は、キャベツに沢山ついていた記憶があります。

2007/07/09 (Mon) 06:51

おから

キアゲハの幼虫はパセリが好きなのですよ。
それも、葉っぱではなく、花のつぼみの方が好きなようです。
プランターで栽培していた頃、キアゲハの幼虫とわからなくて、気持ち悪くて、つまんで捨てていました。
息子が幼稚園の頃、幼虫を何匹か持っていき、みんなで育ててましたよ。
そのうち、何匹かが蝶になったみたいで、先生も、感動しておられました。
私の人生もリセットできるといいと何度も思いました・・でも、軌道修正ですね。がんばります。
うちにはゲームはありませんが、クラスでもっていないのは、1,2人。
友達の家に遊びに行っても、ゲームで遊んでいる子が多いようですよ。びっくりですね。

2010/06/10 (Thu) 21:18

雑草Z

昆虫観察

    おからさん

>キアゲハの幼虫はパセリが好きなのですよ。

ええっ・・そうなんですか?・・私のアゲハの幼虫が好く植物のイメージは、何と言ってもカラタチです。農作物に付くイメージは、キャベツの葉に付くモンシロチョウの幼虫ですね。

>キアゲハの幼虫とわからなくて、気持ち悪くて、つまんで捨てていました。

あははっ・・アゲハの幼虫は確かにグロテスクとも言えますね?・・しかし、アゲハの幼虫を知らなかった・・って若い人や女の人には結構いるのかなあ・・?虫が好きだった私は小さい頃から知っていましたから、アゲハの幼虫を知らない・・・て不思議な感じがします。


>私の人生もリセットできるといいと何度も思いました・・でも、軌道修正ですね。

実はこの記事では、アゲハ蝶の様々な思い出だけではなく、子供は動物を飼う事から、人生はリセット出来ない事を体得しなければならない・・・と言う事も隠れ主題でした。
 そう、リセットしたいと思う事って何度もありましたね。
でも動物は、リセットする事は出来ないんですよね。
 何度でもリセット出来るテレビゲームって、自然の摂理に反するゲームなのかも知れませんね?

2010/06/10 (Thu) 22:37

おから

そうですね。

動物は、リセットすることはできないのに、リセットしようとする人はたくさんいますね。
死んでしまえば、リセットできると思う大人もたくさんいるのではないでしょうか?家族のことや、周りのことを考えず、自分さえ、リセットできればいいと思うのでしょうか?
きっと、病気のときは、そう思うのでしょうね。
そして、薬で、どんどん抑えて・・・
本当に、自分がどうしたいのか、どう生きたいのか、どんどんわからなくなっていくのではないでしょうか?
年をとっても、病気になっても、死ぬまで、自分らしく、いたいですね。

2010/06/10 (Thu) 22:58

雑草Z

環境問題のリセット

    おからさん

 生態系も一度壊れたらなかなか元には戻りませんね。
マンモス、リョコウバト、ドードー、・・・絶滅した動物の種も枚挙に暇がありません。中国のカワイルカが絶滅したのはごく最近のお話です。毎日毎日沢山の種が絶滅しています。現代は絶滅の時代なのかもしれません。絶滅してしまった種は、二度と地球上には現れません(・・少なくとも人類が生きている間は・・・)
 現代の酷い環境問題もリセットしたいと感じる事が沢山ありますが、環境問題のリセットには、人間がいなくなることも条件でしょうね。・・・そんな事にならない為にも、早急な軌道修正が必要でしょう。それは、エコ替えのような逆効果の対策ではなく、人間活動の縮小です。


 またまたこんな前の記事に遡ってのコメント、有難う御座います。

2010/06/11 (Fri) 05:41
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト、「経済成長信仰」と「科学技術信仰」とによって、飛行船地球号は破裂して墜落を始めるのも時間の問題。
あくせく働いて破局に向かって突き進むくらいなら猫のようにその日暮らしをする方がよっぽどいいではないですか。脱成長によってゆったり暮らすことができる社会の実現を!
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