自転車通勤
私も様々な事で、エコ生活を心掛けている。しかし、片道約30kmの道のりをマイカー通勤している事で、日本人1人あたりの平均のCO2排出量、則ち環境破壊度を上回っているに違いない。消灯や風呂の水や熱の節約、エアコンや暖房の非使用などで節約しても、自動車で1往復すれば、その節約を軽く上回る。環境破壊のオーダーが違う。自家用車にばんばん乗っていて、環境保護運動家を名乗るのは気が引ける。
『通勤は徒歩や自転車でいける距離にすべき』
と云うのが私の持論。そうすれば、移動のためのCO2排出はほとんどなくなるわけで、かなり大きなパーセンテージのCO2削減になる。
私の通勤距離は遠すぎる。しかし、主義は若干でも貫きたい。
だから、少々遠いが自転車通勤を考える。
と、云う事で今日、降水確率が少なかったので自転車通勤してみた。8月の2回の試みに続き3度目だ。
私が本年度から通っている猪苗代町は、私の住んでいる町より最短で28.4km。標高で100m以上は高い。行きは4割くらい登りだ。往路2時間、復路1時間半の目安だ。
私の自転車は、町内の自転車屋さんから買った6段切り替え。
距離メーター兼時速メーターも付けた。これが目安になり、励みにもなる。
平地は20km/h くらい。登り坂は10km/h以上が目安。勿論急な登りは、歩く早さ7km/hくらいまでスピードが下がってしまう。
逆にそんな坂は、帰りは下り坂となり、40km/h を超える位のスピードまででる。ブレーキをかけないと50km/hを超える事もあった。ちょっと恐い。
私の自転車通勤のモットーは、
『頑張らないでチンタラ漕ぐ。』
まあ、登り坂などで降りて歩いたりすると、もう漕ぎたくなくなるから、そこそこは頑張るが、目的は体を鍛える事でも、精神力をつける事でも、筋力・持久力を自慢する事でもなく、あくまで
『省エネ』。
まあ、確かにその副産物として、目的意外のいいこともいろいろあるが・・。
1往復で4リットル余りのガソリンを節約出来る。CO2 をはじめとして、NOx ,SOx など、10kg ほどを排出しないで済む。これは、CO2の排出量で云うと、人間1人の80日分の呼吸に相当する。
道は車道を通ったり、歩道を通ったりまちまちだが、歩道の整備は良くない。
でも、整備はして欲しくない。これ以上道を、田んぼや林に広げて欲しくないし、歩道のコンクリートの隙間から目一杯伸びている雑草を刈ってもらっては困る。
まあ、確かにスピード出てると危ないけれど、私の通る歩道の雑草だけで何人分もの二酸化炭素を吸収して酸素を出している筈だし、すれ違いざま体に触れる雑草も心地よい。何より、コンクリを割って出てくる雑草の生命力に、文明を否定して自然に戻ろうとする意欲を実感出来る。