地球のガン細胞
それはさておき、地上の生物をガイア地球の細胞の一つ一つと考えると人間はガン細胞に違いありません。
癌細胞とは、生体の細胞がコントロールを失って、無制限に増殖するようになったものです。その特徴は
・無制限に栄養を使って増殖するために生体は急速に消耗する。
・正常な組織の細胞を圧迫しガン細胞に置き換え臓器を機能不全に陥れる。
・異常な内分泌により正常な生体機能を妨げる。
・全身に転移することにより、多数の臓器を機能不全に陥れる
・・・・・・・・・
生体 → ガイア地球
栄養 → 資源
臓器 → 地球の各部、大陸など
組織 → その大陸などのさらに各部分
機能不全 → 生態系の破壊
異常な内分泌 → 人工の化学物質
などと置き換えれば完璧に人間は地球のガン細胞にほかならないでしょう。
では、置き換えて、癌細胞の特徴を書き直してみます。
・無制限に地球の資源を使って増殖するために地球は急速に消耗する。
・各地に住む生物を圧迫し、人間が住む為に開発し、各大陸の生態系を破壊する。
・人工の化学物質により正常な生体機能を妨げる。
・全地球上に転移することにより、多数の大陸の生態系を破壊する。
・・・・・・・・・
どうです?違和感ありませんね!?。
ちなみに、健康な細胞とは、その種類によって存在する場所が決まっていて、細胞数をほぼ一定に保つために、分裂、増殖し過ぎない制御機構が働いています。・・人間以外の動物にはほぼ当てはまっていますね。
地球の健康な細胞であった様々な動物達が、癌細胞である人間に滅ぼされていったのです。そして、癌細胞である人間が無節操に増えてきたのです。
人間の中でも特にたちの悪いのは、異常な内分泌(化学物質)を出す、自ら文明人と名乗る民族です。先進国の人々ですね。
つまり、先進諸国は、癌細胞に冒された末期器官、いわゆる発展途上国はガン細胞が転移して活性化した状態と言えましょうか。
地上に人間が現れる以前の何千万年、何億年は、外的要因・・・太陽活動や地殻の変動以外は、地上の生体系はかなり安定していました。つい最近、百万年ほど前、このガイア地球に人類の祖先が現れましたが、それから現在に至る99%以上は、癌細胞である人間の存在が小さすぎてガイア地球も気にならなかったでしょう。
最近・・ここ千年ばかり、癌細胞が指数関数的に増えはじめ、ガイア地球も嫌な感じがしたでしょう。産業革命以降癌細胞は特に活性化し、悪質になりました。異常な内分泌も出しはじめました。・・合成した化学物質・・そして、最悪の放射性物質・・・特に20世紀になって、ガイア地球は相当苦しみはじめたに違いありません。
21世紀に近づくと、癌細胞人間も、善玉細胞になろうとする細胞が現れはじめましたが、口先だけで、悪玉細胞である癌細胞のままです。 22世紀を確認する前にガイア地球の殆ど全ての細胞が滅んでしまう・・・すなわちガイア地球が死滅してしまうかも知れません。
人間が本当に健康な善玉細胞になろうと思うなら、不健康な自己増殖する遺伝子を放棄し、他の生物と共存出来る遺伝子を持つべきです。つまり、成長主義から脱却して、持続可能な安定した細胞になる遺伝子を持つべきでしょう。
- 関連記事
-
-
ブロック崩し 2008/09/21
-
秋の虫が鳴いているうちに・・ 2008/09/17
-
誘蛾灯は生態系を破壊するか? 2008/09/13
-
夜の光に集まる虫 2008/09/09
-
誘蛾灯 2008/09/05
-
地球のガン細胞 2008/01/21
-
恐ろしい?アメシロは、ただの毛虫 2007/07/07
-
河畔林を潰す大義は・ 2007/07/03
-
U字溝 2007/06/19
-