道路特定財源に一言
それは、全国の6人を除く市町村長が、特定財源を現状のままにしてくれと署名している事についてです。
実に情けない事です。全国の市町村長は、ほとんどゼネコンと癒着しているのでしょうか?地元のゼネコンを味方に付けなければ選挙に勝てないのでしょう
か?・・と言うよりもゼネコンが応援した候補者が選挙に勝つのでしょうか?
テレビなどでは、公平を期す為にと、わざと山奥の僻地で、道路が整備されていない地区を選んで映して、道路特定財源の必要性を主張する地方の長と、そこの住民の悲願・・おらが町にも立派な道路を!・・というインタビューを映し出します。しかしです。そんな山奥に住む人は、はじめからそんな不便さを知ってそこに住んで居る訳ですし、住民も全部が全部道路を整備して欲しいとは望まないでしょう。ゼネコンやそれと癒着した市町村長や議員に促されて、嘆願書にサインする住民も多い筈です。・・・道路特定財源からの支出で、自分たちの懐が痛まないならば・・・という方も多いでしょう。それこそ、本当に必要なら一般財源から出せばよいのです。
そして何より、そう言う場所は特別です。・・・実際は、大抵の日本の田舎には、山奥の、車もろくに通らないところまで、不必要に幅の広い道が沢山溢れているのです。
最近では、田舎の方が道路事情はいいのです。渋滞もしないし、駐車禁止にもなっていなくて、・・長時間放置しても、大丈夫・・。同じ場所に行くのに何通りもの道があり、どの道を使うかも迷うくらい・・・そう、田舎の市町村長はみんな知っている筈。
そりゃあ捜せば、整備すべき道は見つかるでしょう。人のお金ですから・・・でも道路は生態系も分断するし、モグラもおけらも生き埋め・・・ それはさておいても(生態系的に置いとけない問題ですが・・)もう既に田舎の道は必要以上に整備され尽くしているのです。その為に、大して破損していな い道路のアスファルトを全部剥がして塗り直す大工事があちこちで行われています。
特に道路族国会議員がいるわけでもない田舎に住んでいても、沢山不要な道が溢れています。要らない所にまで立派な道路を沢山作っています。私の住んでいる東北地方の各県ともそうです。・・・そう思っている方はかなり多いと思います。
全国のほとんどの市町村長が、特定財源を現状のままにしてくれと署名している事も、そんな市町村長を選ぶ有権者も、非常に情けないものがあります。利権が欲しい道路族は国会議員だけではありません。地方の議員や市町村長の方が多いでしょう。建前の理由で道路特定財源を残すのはやめるべきでしょう。
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