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雑草の言葉

ドーピング社会が普通だと思い込んでいる人々

2008/12/05
社会・経済 2
 動物が生まれながらに持っている本能を最も持っていない動物がヒトだと言われています。人は生まれてから後天的に獲得した知識や体験から世の中のしくみを体得していきます。本能も行動に規制をかけるでしょうが、人間は生まれてから育つ間に多くの知識を身に付けて、行動の判断基準にしていきます。

 さて、現代社会はドーピングされた不自然な社会で持続可能ではない事はこれまで論じてきました。・・・・【ドーピング社会】【ドーピングし放題の現代人】など・・・
 つまり、石油や薬、文明の利器など持続可能ではない物質などにドーピングされて、本来動物としての人間が持っている筈の感覚が衰え、社会が一時的な高揚状態にあると言う事です。
このドーピング社会に生まれてきた人々、特にいわゆる先進国の都市部に生まれた人々の多くは、その、決して持続可能ではないこのドーピング状態を定常状態と勘違いして持続可能だと思い込んでしまっています。

・・・建物だらけで、道路も空地も地面の多くはコンクリートで固められ、植物は観賞用の花と街路樹以外はあまりなくても大丈夫。トイレも水洗で、台所の汚水を含めて全て下水道に流れて行って知らない間に処理してくれる。・・・・農地も魚の豊富な川も海もないけれど、食料はスーパーなどのお店に行けば沢山並んでいる・・・。お金さえ払えば、何でも買える。・・・・
 それ自体では決して存続する事の出来ない都市を、現在存続しているからと言うそれだけの理由で、半永久的に持続可能であると考えてしまっています。
 ・・・現在のドーピング社会では、子供の頃はそう思ってしまうのもある程度仕方のない事かも知れません。・・・生まれた時からそういうドーピング状態の環境で育ってきた訳ですから・・・・でも、だからこそ、大人になるまでの間に、自然の摂理、地球上での物質の循環、生態系の循環をしっかり学ばなければなりません。こんな滅茶苦茶なドーピングされた都市システムは、ごく近年始まった、決して持続可能ではない異常な状態である事を知らなければならないでしょう。
ここにコメントをよこした人の中にも、現在の大都会が機能しているのだから、生態系を壊そうが、自然の循環を無視しようが、人間は自然に頼らなくてもやって行ける・・・と言うステレオタイプの、愚かな人がいました。こんな理性のない短絡的な人間を作ってしまう現在のドーピング社会は恐ろしいと考えます。これほど頭の中までドーピングされた愚かな人物はあまりいないと考えたいのですが、政治家や財界人、企業人の中にはまだまだ沢山いるようです。
ドーピング状態を維持出来なくなるまでドーピング状態を続ければ、その都市は勿論、周りの郊外の田舎も巻き込んで砂漠化などが起こり、不毛の地になるでしょう・・・現在の大都市は既に不毛の地になっているところも少なくありません。・・・グローバル化によって、世界は繋がっていますから(その一番の立役者が、現在の最大のドーピング剤、石油でしょう・・・。)世界の各都市はぎりぎりまで崩壊を回避し、世界同時に一気に崩壊する可能性も高いでしょう。こんな異常なドーピング状態を維持しようとすればするほど、世界は破滅に近づくでしょう。

環境問題を根本から解決するにあったって、持続不可能なドーピング状態を普通の定常状態だと考える人間の洗脳状態を解かなければならないと考えます。

生まれた頃から自然に親しみ、自然の摂理を体感出来る、自然に囲まれた持続可能な社会に移行したいものです。
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Comments 2

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でなしNo.146

連続投稿…汗

>頭の中までドーピングされた愚かな人物はあまりいないと考えたいのですが、政治家や財界人、企業人の中にはまだまだ沢山いるようです。

今だに、高度経済成長期やバブル時期の成功体験などから、資本主義が自分達を救う宗教みたいになっていますから、タチが悪いですね。

ある意味、薬物中毒者の相を呈しています。


>最大のドーピング剤、石油
私も、石油をできるだけ使わない世界へのシフトを考えています。

もし、石油の使用を規制すれば、毎日忙しく働く必要もなくなりますし、昼間中働きづめなんていうクレイジーな雇用状況も緩和されると思います。

もちろん、失うものは多いとは思いますが、それ以上に得るものが大きいでしょう。
(そもそも、このままだと滅亡ペースですから^^)


あと、
余談ですが、ある大手ファンドの未来予測本には、「経済成長限界」は2030年というオーダーでした。
その本によれば、ものが世界中に行き渡り、この辺りで頭打ちになるとの事。

ただ、まずオーダーが甘すぎですし、現状を見る限り30年まで経済成長させようと思ったら、戦争が必要だと考えます。

すでに、今、頭打ちなわけですから、ちゃんと経済成長限界という単語を知っているなら、経済縮小へのソフトランディングの方法を考えてもらいたいですね。

ちなみに、その本では経済成長限界後の世界については白紙でした…^^
(資本主義の尖兵とも言えるファンドが出す本ですから、経済成長限界を知っていただけでも、大絶賛ですかねw)

2008/12/06 (Sat) 21:04

雑草Z

連続投稿・・・大歓迎

    でなしNo.146 さん

>今だに、高度経済成長期やバブル時期の成功体験などから

 途上国では、それを手本にしてますし、いわゆる先進国では」、その時の手法を使おうとしている馬鹿者が沢山いますね。


>石油の使用を規制すれば、毎日忙しく働く必要もなくなりますし、昼間中働きづめなんていうクレイジーな雇用状況も緩和されると思います。

 鋭いご指摘です。そうなんですよね。石油って便利なようで、労働を増やしている面も否定出来ませんね。


>失うものは多いとは思いますが、それ以上に得るものが大きいでしょう。
 
 そうですね。それもアピールして行きたいですね。


>ある大手ファンドの未来予測本には、「経済成長限界」は2030年というオーダー

おっしゃるように、ファンドがそう言う予想する事は評価出来ますが、

>ものが世界中に行き渡り、この辺りで頭打ちになる

と言う予想はいかにも経済的狭い視点の見方ですね。物が行き渡ってとか言う経済的なレベルではなく、地球のキャパ、資源の限界から考察すべきですね。

>30年まで経済成長させようと思ったら、戦争が必要

鋭く、恐ろしい洞察です。核兵器がある中での大きな戦争は避けなければ、人類の存亡に拘わります。

>経済縮小へのソフトランディングの方法

これが大切ですね。人間の意志で自らその方法を実践すべきですね。ここのブログでも言及したいと考えています。

2008/12/06 (Sat) 23:37
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト、「経済成長信仰」と「科学技術信仰」とによって、飛行船地球号は破裂して墜落を始めるのも時間の問題。
あくせく働いて破局に向かって突き進むくらいなら猫のようにその日暮らしをする方がよっぽどいいではないですか。脱成長によってゆったり暮らすことができる社会の実現を!
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