雑草の言葉

科学技術の行き着く先

2009/05/29
科学技術 4
 現代は科学の時代と言われ、科学技術が万能のように言われています。しかし自然の摂理を無視したり、洞察出来ないままに、あまりに不完全な稚拙な方法・・・似非科学で科学技術を乱用してきた為に地球上あらゆる所で環境問題を引き起こしています。
 
現在科学技術は、次の二つのタイプがせめぎ合ってます。

<自然征服型>大量生産大量消費文明の為に、自然と対決し、自然を征服しようと言う科学・・・・・環境問題をより深刻にし、人類を文明の破局へ導くでしょう。・・・似非科学と呼ばせて貰います。

<自然共存型>自然を深く観察し、自然の本質を理解し、洞察しようとする科学。自然の摂理に逆らわずに自然の循環を補助する方向の技術・・・循環型社会にシフト出来るでしょう。


 現在、何故<自然征服型>のような破局へ向かう科学技術が主流かと言えば、それは工業優先の経済成長路線の社会だからでしょう。・・・科学技術で何とかなる、エコ替えやリサイクルで大丈夫だ・・・と言うプロパガンダも随分為されていますが、それは企業の利益優先の為の似非科学で、企業が勝手に、またはその傀儡である政府が宣伝しているだけです。経済の為に似非科学が蔓延っていると言えましょう。この現在主流の似非科学では地球環境は改善されないでしょう。一昨年より去年、去年より今年・・と環境破壊は進む一方です。
特撮未来映画のように、人間が自然を征服してコントロール出来る社会を目指している現代社会の多くの科学者達は、狂っている・・と言えましょう。

人類社会が永続する為には、科学は結局<自然共存型>のように自然に帰り、自然の循環を破壊しない範囲で技術を利用する事になりましょう。それが科学技術の行き着く先ではないでしょうか?・・・
環境カタストロフィーが止められなくなる前に早く、
<自然征服型>から<自然共存型>にパラダイムシフトして行く為の方法を探ることがこれからの科学の役割でしょう。
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Comments 4

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Anthony

「エコ替え」

僕の大嫌いな言葉・・・


その言葉を聴くだけで、ムカムカイライラ


2009/05/29 (Fri) 22:58

雑草Z

廃棄物を増やす「エコ替え」

    Anthony さん

「エコ替え」
って、景気対策と言うか、物を売る為の戦略の一つですね。
こんな言葉に踊らされる消費者も消費者ですね。
私もこの言葉嫌いです。
こんな詐欺っぽいキャッチ・コピーを考えた輩もそれをプロパガンダに使う人達も、どうしようもないですね。

本当に、エコの為と言うのなら
「物は長く大切に使って、次に買うときは(本物の)エコ商品(・・どれだけあるやら・)」
と言うべきでしょう。
本文にも書いたとおり「エコ替え」なんて言ってる間に地球環境はますます悪化を辿り、取り返しのつかない方向に進んでいくでしょう。


 

2009/05/30 (Sat) 07:02

ブーゲンビリア

はじめまして。
ランキングから来ました。

私もエコって言葉を聞くと、エゴ??と思います。

我が家の冷蔵庫は19年使って、最近は音がうるさいんで、買い換えようかなあと思いますが、意地でも買いません。
むしろ、冷蔵庫が、あって当たり前のようだけど、どうよって思います。

本当に環境を考えるなら冷蔵庫のいらない暮らしではないでしょうか(無理です!)

こちらにも是非訪ねてくださいね。
http://blog.goo.ne.jp/naha_2006

2009/05/30 (Sat) 19:53

雑草Z

「エコ替え」じゃなくて「替え控え」

    ブーゲンビリアさん

初めまして。適切でユーモアのあるコメント有難う御座います。
 よっぽどエネルギー効率の悪いものや有毒ガスでも出さない限り、買い替えないのが一番ですね。

私のところの洗濯機も20年以上経ってます。2層式で、風呂の残り湯を汲んで使ってます。もちろん洗剤は粉石鹸(脂肪酸ナトリウム99%・・笑)

>本当に環境を考えるなら冷蔵庫のいらない暮らし

そうですね。確かに冷蔵庫がないのは辛いけれど、必要ないものは沢山ありますね。
 自家用車、エアコン、電気鉛筆削り、寝るときの暖房機器・・
 人間はどんどんドーピングされて来てがんじがらめになっていきます・・・もっとシンプルに・・ですね。

2009/05/30 (Sat) 22:01
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト、「経済成長信仰」と「科学技術信仰」とによって、飛行船地球号は破裂して墜落を始めるのも時間の問題。
あくせく働いて破局に向かって突き進むくらいなら猫のようにその日暮らしをする方がよっぽどいいではないですか。脱成長によってゆったり暮らすことができる社会の実現を!
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