科学技術の行き着く先
現在科学技術は、次の二つのタイプがせめぎ合ってます。
<自然征服型>大量生産大量消費文明の為に、自然と対決し、自然を征服しようと言う科学・・・・・環境問題をより深刻にし、人類を文明の破局へ導くでしょう。・・・似非科学と呼ばせて貰います。
<自然共存型>自然を深く観察し、自然の本質を理解し、洞察しようとする科学。自然の摂理に逆らわずに自然の循環を補助する方向の技術・・・循環型社会にシフト出来るでしょう。
現在、何故<自然征服型>のような破局へ向かう科学技術が主流かと言えば、それは工業優先の経済成長路線の社会だからでしょう。・・・科学技術で何とかなる、エコ替えやリサイクルで大丈夫だ・・・と言うプロパガンダも随分為されていますが、それは企業の利益優先の為の似非科学で、企業が勝手に、またはその傀儡である政府が宣伝しているだけです。経済の為に似非科学が蔓延っていると言えましょう。この現在主流の似非科学では地球環境は改善されないでしょう。一昨年より去年、去年より今年・・と環境破壊は進む一方です。
特撮未来映画のように、人間が自然を征服してコントロール出来る社会を目指している現代社会の多くの科学者達は、狂っている・・と言えましょう。
人類社会が永続する為には、科学は結局<自然共存型>のように自然に帰り、自然の循環を破壊しない範囲で技術を利用する事になりましょう。それが科学技術の行き着く先ではないでしょうか?・・・
環境カタストロフィーが止められなくなる前に早く、
<自然征服型>から<自然共存型>にパラダイムシフトして行く為の方法を探ることがこれからの科学の役割でしょう。
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