結局自然に帰る
大抵の人工的なものは、長く持つように見えても、何十年、何百年のスパン・・・地球の歴史と比べて非常に短い期間・・・で考えても、その短期間内に終焉を迎える可能性が高いでしょう。
大規模な道路工事や下水道、ダムのように自然を塗り固めていくような工事は、すぐに行き詰るでしょう。・
・・・人工的な物の展示場のような都市は、周りの地域の犠牲のもとに成り立っています。周りの地域からの資源の流入と周りの地域への不要物の廃棄無しでは、すぐに行き詰まり(・・数か月で崩壊するでしょう。・・・)持続は不可能なのですから、遠くない将来に破綻するでしょう。・・・砂漠化する可能性が高いでしょう。
産業革命以降の高々200年そこそこの科学技術の進歩(・・と呼ばれてますが、破滅への行進・・と呼ぶべきかの知れません。)で、人間は自然を支配した積もり・・・または、これからどんどん支配して行く積もり・・・ならば軽率過ぎると言うものです。
これからどんどん試行錯誤を繰り返して科学技術で改善して行けば、行きつく先は、自然・・・と言う事になりましょう。・・・自然のシステムに似せれば似せるほどに完璧なシステムになるでしょう。・・・・そして結局、自然を大きくいじらないほうがいい・・・と言う結論に達するでしょう。・・・大規模な人工物を作るのではなく、自然の摂理を理解した上で、自然の循環を補助するようなシステムが完璧・・・と言う事になりましょう。
科学技術のいきつく先は、結局自然に帰り自然の循環を壊さない範囲で利用する事になりましょう。
人間が自然からかけ離れて、何を作れるでしょう?軽率に自然を改造しようとしてきたここ数百年の人類は、大きな代償を払って、破局に近づいているのです。・・・人類は、そこの所にやっと気づいて来たのです。・・・昔から破局に向かっている・・・と直観出来た人間も沢山いたでしょう・・・
一番効率が良くて上手く出来ているのが自然。
自然は、人間を遥かに超越した存在が完璧にプログラムしたとしか考えられないくらい上手く出来ています。・・・・だからこそ、それを造った存在を『創造主』とか『神』と呼びたくなるのでしょう。いくら地球の歴史・・46億年ほど?・・・が長いと言ったって、そんな完璧な偶然が起こった事が信じ難く感じるほどに自然は素晴らしく出来ています。そんな自然を軽率にも支配してやろうと考えた科学妄信世代は、環境破壊と言う大きな代償を支払ったのです。これ以上の軽率過ぎる似非科学による自然破壊は、人類社会を破局へ導くだけです。
人類が賢いのならば、自然科学は、結局のところ自然に帰る事を選択する事になりましょう。
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