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雑草の言葉

「エコ替え」、ではなくて「エコ止め」

2009/11/17
Economic Fascism 10
 「エコ替え」が環境対策としてあまり有効ではない、それどころか逆効果である場合のほうが多い・・事に気づいている人は多いでしょう。ここのサイトでも繰り返し述べてきました。エコ替えは、環境対策ではなくて、経済対策、売れなくなった物を売る為の景気対策です。
つまり現在の大量生産大量消費路線の延長で、エコ商品というものをなんとか売りつけようという、消費喚起の対症療法です。環境問題の解決には程遠い対策です。それどころか、まだ使える物を廃棄して新しい物を買わせて、物を大切に使うという精神を麻痺させるとんでもない方法です。

そんな欺瞞に満ちた「エコ替え」ではなく、もっと遥かに有効な対策は「エコ止め」でしょう。
「エコ止め」という言葉はちょっと違和感がなくもないですが、要は、エコの為に使用を止める・・・という事です。丁度その物が壊れて次に変えなければならない・・と考えられる時期が決断の時です。
車が壊れて乗れなくなったから、新車に買い替え・・・でなく、その時に自動車を手放し、マイカーの使用を止める。
エアコンも同様に、壊れたら思い切って使わない事にする・・・
北国では暖房器具はそう言う訳にはいかないでしょうけれど、床暖房や全館暖房は止めて、こたつなど局所暖房に戻す、家の中でも厚着をする・・・

日用品の例で言えば、合成洗剤が切れたら使用をやめる、割り箸やレジ袋も使わない・・・ペットボトル製品も買わない(・・・今現在は、ペットボトル商品でないと買えないものもあるのですが・・・)鉛筆削り機や料理道具などの電動製品も壊れたのを機に使用をやめて手動に変える・・・・

「エコ替え」よりも遥かに「エコ」でしょう。しっかりした環境対策と言えるでしょう・・・これこそディープ・エコロジーの入口と言えましょう。

「エコ替え」も政府主導の補助金制度や減税があって効力を発揮しました。(・・本当にエコであったわけではありませんが・・)だから「エコ止め」も個人の良識に任せるのではなくて、政府でしっかり計画的に行うべきでしょう。「エコ止め」する度に多少補助金を出してもいいかも知れません。
「エコ替え」ではなく「エコ止め」の奨励には、社会もそれに対応出来る構造に変えなくてならないでしょう。マイカーが無くても、就職の妨げになったり、大きく不便になったりしない社会施設、システムの構築をしていくのです。(・・・多少の不便は仕方ないでしょう・・)


計画的に「エコ止め」を実施していけば、結果として経済も縮小して行き、持続可能な社会に近づいていくでしょう。昨年はあれを「エコ止め」したから、今年はこれを「エコ止め」しよう。そして、来年はあの「エコ止め」に着手しよう・・・・と。

「エコ止め」した事による仕事の減少は嘆く必要はありません。仕事が減っても、元々要らなかった仕事なのです。ドーピングが抜かれた分、人間の手作業は増えましょう。人々は手作業の時間といろいろと考える時間、ボランティアの時間、などは増える事になりましょうか。

このような事を、絵空事ではなく、本気で考える時代、考えなければならない時代が近い将来、やって来るでしょう。
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Comments 10

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BEM

これこれ!

「エコ止め」これですよ〜!
さすが雑草Zさん!!

全く同感ですv(^^)v
兎角いつからかなんでも電動の商品が氾濫し出しましたよね。
私が小学生になるかならないかって頃から、文中の電気鉛筆削り機が登場して入学祝いに親戚からいただいたのかな? ありましたよ家に。
驚いたのがゴマすり機や毛玉取り機です。こんなのまで電気で? と思ったものです。

最近の我が家にはお金が回って来ないので(笑)壊れたビデオもそのままで、電子レンジも壊れて5年ほど買いませんでした。
温水便座もありませんし、テレビは全然悪くなっていないのでギリギリまでブラウン管で粘ります(^^;

テレビで「エコ替え」「エコポイント」「エコカー減税」なんてやられると強迫観念で替えなきゃ、買わなきゃって気にさせられそうですが、何とか抵抗勢力を増やしたいですね(^^)/

2009/11/17 (Tue) 00:53

Anthony

その昔、電動ゴマすり機を貰ったことがあるけど、

それくらい、手でするよ~って思うものが、電動になったりするのがヤダ。


2009/11/17 (Tue) 19:44

雑草Z

やっぱり「エコ止め」

    BEMさん

 賛同のコメント有難う御座います。この辺の考え方はいつもお互い一致してますよね。

電気鉛筆削り・・・って本当にふざけた商品だと思います・・・非常にアメリカ的な発想だと思います。私の家にあった事はありませんが、職場とかにはありますね。鉛筆削りに電力は不要ですね。100円くらいの小さな鉛筆削りでも十分です。

>「エコ替え」「エコポイント」「エコカー減税」なんてやられると強迫観念で替えなきゃ、買わなきゃって気にさせられそうですが、

そう、それも期間限定でやるから、期限前に替えろ・・とばかりにまだ使える物を手放すのは、物の浪費であって、エコ・・・エコロジーでもエコノミーでもありませんね。完全に景気対策です。税金の無駄遣い削減に熱心な民主党なのに、期間延長・・なんて言ってるのにはがっかりです。

・・日本に限らず、世界中でエコ商品で景気の下支えをしている・・と言われています。どうしようもないですね。


>何とか抵抗勢力を増やしたいですね

お互い頑張りましょう・・・でも、やはり国の政策としてやらなければ大きな効果は得られないでしょうね。


 

2009/11/17 (Tue) 20:40

雑草Z

>それくらい、手でするよ

    Anthonyさん

 私は電動ごますり機や電動毛玉取り機は見たことありませんが、電気鉛筆削り機も含め、そんなものに電気を使うのは非常に馬鹿みたいですね。

 自動ドアや自動車のパワーウインドウも不必要かと思います。


>手でするよ~って思うものが、電動になったりするのがヤダ。

全く同感です。

2009/11/17 (Tue) 20:48

guyver1092

エコ止め

 エコ止めすると、自動車をいきなり廃止した場合と同じく、経済は大混乱する可能性が高いと思います。
 だからエコ止めはしてはいけないとは言いません。混乱しても大丈夫なように対策を打ってエコ止めを行えばよいと考えます。

 対策のために過去に起こった類似の出来事を考えて見ます。ソビエト連邦が崩壊したときソビエト連邦域内は、大変な経済混乱になったそうですが、乗り切りました。なぜ乗り切れたかというと、彼らはダーチェと呼ばれる、家庭菜園を持っており、経済混乱で仕事がなくなり、仕事からの収入がなくなっても、食べていくぐらいの分は、ダーチェの収穫で何とかできたそうです。

 これを参考にして、自給経済部分を各家庭に持たせる準備をしておけば、エコ止めによる経済混乱を乗り切ることができるのではと考えます。
 ちなみに私は、し尿はメタン発酵で燃料ガスを取り、発酵残渣は肥料にして家庭菜園から収穫する、雨水タンクを準備しておいて、水の自給をする等は必須と考えています。
 その他、算出投入比をよく計算する必要はありますが、ソーラーシステム等石油の缶詰を導入しておくのもよいと思います。
 またこれからの資源のない時代が来ると考えられるのでそれにあわせた文化に変更する必要があるかもしれません。
 たとえば人間に食べられないものを食べる工夫として昆虫食を行うのも必要かもしれません。
※人間は木を食べることはできませんが、シロアリは木を食べて成長します。人間はシロアリを食べることができます。ちなみにアフリカではシロアリはご馳走です。

2009/11/18 (Wed) 22:21

でなしNo.146

準備するものは救われる。。。

>このような事を、絵空事ではなく、本気で考える時代、考えなければならない時代が近い将来、やって来るでしょう

私もこの意見に賛成です。

現在の「環境を守ろう」という言葉は対岸の火事を見るような気分で使われている場合が多いように感じます。

そのうち、「実際は自分の家も燃えていた」といった状況を飲み込めた時、「環境を守ろう=自分達の生存を守ろう」というような極めて能動的な活動を始めるのでしょう。
(そうなってからじゃ、間に合わないですかね^^;)

今からやるべき事は、車など、石油燃料、電気エネルギーがなくなっても、循環可能な地域コミュニティを作っていくことだと考えます。

このあたりで、小さなコミュニティで全員で助け合いながら生きていける基礎を作れなければ、20年後には大多数の餓死者やら大変なことになってそうです。

2009/11/19 (Thu) 00:09

雑草Z

具体的なエコ止め戦略

    guyver1092さん

 
 この記事でのエコ止め案は、大切に使って使えなくなった物から次々に使用を止めて行く・・・というアバウトな提示しかしていませんでしたが、guyver1092 さんの具体的なエコ止めの方法、参考になりました。面白く興味深く読ませて戴きました。


>混乱しても大丈夫なように対策を打ってエコ止めを行えばよいと考えます。

そうですね。悠長な事は言ってられませんが、可能な範囲で対策を打つべきですね。

 ソビエト連邦崩壊の時の
>ダーチェと呼ばれる、家庭菜園

のお話もなるほど・・・と思いました。同じ時期、ソビエト連邦の後ろ盾を失ったキューバも、アメリカに海上封鎖されて窮乏しましたが、やはり家庭菜園で急場(・・洒落じゃないです・・)を凌いでいますね。

>自給経済部分を各家庭に持たせる準備

これは非常に大切な事ですね。日本で減反政策なんてやってる場合じゃないですね。農業の新規参入も、大規模農家に制限するのは愚策ですね。兼業の小農を沢山作るべきですね・・・この夏、機械を使わずに手作業で、自然農法で自給自足している方のところへ見学に行ってきましたが、結構可能なようです。

>し尿はメタン発酵で燃料ガスを取り、発酵残渣は肥料にして家庭菜園から収穫する、雨水タンクを準備しておいて、水の自給をする等は必須と考えています。

なるほど、そうですね。昆虫を食べるのもいい方法だと思います。生存競争に強い嫌われ者のザリガニやブラックバスとかも食べるべきでしょうね。・・・カラスも食べるべき・・・と思います。(・・が、カラスは可哀想に感じてしまいます。・・山にかわいい七つの子がありますからね・・)

そう云う準備無しに食料不足になると、山の木の実や山菜、動物が無節操に食べられ尽くして、イースター島のようになってしまうでしょうね。

2009/11/19 (Thu) 00:10

雑草Z

早く準備に取り掛かるべき・・

    でなしNo.146さん

>現在の「環境を守ろう」という言葉は対岸の火事を見るような気分で使われている場合が多い

全くその通りですね。・・・だから、本当に有効な環境対策をしないで、「エコ替え」・・のように、まともに考えるのがあほらしくなるような逆効果の対策を悠長にやってるのでしょうね。


>「実際は自分の家も燃えていた」といった状況を飲み込めた時、「環境を守ろう=自分達の生存を守ろう」というような極めて能動的な活動を始めるのでしょう。

そうですね。そして、おっしゃるようにそれでは間に合いませんから、「このままでは、実際に自分の家も燃える・・」という的確な予測が出来なければなりませんね。・・その為には目先の経済ばかりに捉われず、冷静に理性で考えればわかる筈ですが・・・経済に洗脳されていると気付けないのかも知れませんね。

>小さなコミュニティで全員で助け合いながら生きていける基礎を作れなければ、

そうですね。早くその方向に動くべきですね。そうしなければ、20年後・・よりもかなり早く破局が訪れる可能性も大きいでしょう。

2009/11/19 (Thu) 00:24

上々

20年後

  皆様

 そうですか、20年以内ですか。私は昨年までの石油高騰で30年内には石油争奪を原因とする世界戦争が起こるのではと予想したのですが、20年内に破局が来ちゃうと・・まだ私も生きている可能性が強いですよ。

 ここで危機の可能性を論じている方々は判っていらっしゃるのでしょうが、一般には危機論は耳に入れ難く、楽観論ばかりがはびこります。
 ご承知のように石油は200年は大丈夫とか、日本中の屋根にソーラーをとか。

 日本の人口の1割以上が自動車産業関係者、さらに電器産業を加えると3割?、それらの人達に仕事をあきらめ農業に戻れと言っても簡単にはいかないでしょうね。

2009/11/20 (Fri) 04:41

雑草Z

定量的な未来予想は出来ませんが・・・

    上々さん

いつも連続のコメント有難う御座います。

皆様という事ですし、上にコメント下さった方も宜しければご意見をどうぞ・・ですね。

>石油争奪を原因とする世界戦争

に関しては、上々さんのほうが、豊富な判断材料を知識としてもっていらっしゃるように感じます。

 私は世界戦争については判断できませんが、日本の食糧不足は・・目の前に迫ってきていると感じます。20年なんてかからずに、それこそ数年先か、来年かも知れません。日本国内でも食料の争奪が始まるでしょう。
・・・でも、はっきり何年後・・・とは言えませんし、いくらデータがあっても複雑系カオスの地球上の出来事ははっきりいつ・・とまでは言い切れないでしょう。

>それらの人達に仕事をあきらめ農業に戻れと言っても簡単にはいかないでしょうね。

そうですね。自由主義経済、資本主義経済のもとではかなり困難でしょうね。・・でもやるしかないのですがね。意識的にやらなくとも、自動車産業も電機産業も制御不可能な減退を起こすでしょうけれど・・ 


2009/11/20 (Fri) 20:45
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト、「経済成長信仰」と「科学技術信仰」とによって、飛行船地球号は破裂して墜落を始めるのも時間の問題。
あくせく働いて破局に向かって突き進むくらいなら猫のようにその日暮らしをする方がよっぽどいいではないですか。脱成長によってゆったり暮らすことができる社会の実現を!
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