日本はどこまで陥れられ、突き落とされるのか?
この秋には、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人[GPIF]が、世界同時株安の影響で7~9月期に被った損失は、約10兆円に上ったと報じられたばかりです。GPIFは利回りの高い『低格付け債』への投資も始めると発表しました。『低格付け債』は投機的水準である「ダブルB」以下の低格付けで「ジャンク債券」とも呼ばれるそうです。利回りが高いと言う事は、リスクも高いと言う事で、将来デフォルト(債務不履行)となる危険性も低くありません。多くの人々が危険性を指摘して反対したのに、株高を支えてアベノミクスを演出する為に、年金を株などの投資に充てて損失を出したのです。それに懲りずに更にリスクの高いギャンブル的な投資をしようと言うのです。10兆円でも相当な損失ですが、このままジャンク債などに投資すれば、その損失は更に莫大な金額になるでしょう。これは実はギャンブルですら無いかも知れません。始めからアメリカのハゲタカ金融に日本の年金を吸収させていると言う見方がありますが、その見解が当たっているかも知れません。今更資金を引き上げたら投資家は逃げて更なる暴落を招くと言うのは経済の常識・・・なのかも知れませんが、それでも引き上げた方が、痛手は小さくて済むのではないでしょうか?・・・年金の大方が超国家金融業に略奪されてしまいそうです。
年金の破綻から、国家の財政破綻まで、足音を立てて近づいている感じです。
自民党の公約破りのTPPに関しても、大筋合意とか、既に合意は為されていると言われています。日本の多くのマスコミがTPPの合意を「日本経済への恩恵も大きい」等と報道していますが、実質、超国家企業である多国籍企業の利益優先のルールの押し付けに他なりません。日本を超国家企業に隷属させる罠と見るべきでしょう。今からでも抜けて欲しいのですが抜けられましょうか?
安保法制によって日本の自衛隊は海外派兵が可能になりました。日本が攻撃されたときにアメリカ軍が守ってくれると言うのは不確実な事であり、実質は、アメリカが仕掛けた戦争に派兵すると言う事になってしまうでしょう。アメリカ人が「悪を懲らしめる」とプロパガンダして、実質、超国家企業の利権の為にやる(経済的)侵略戦争に参加させられるのです。今まで日本を友好的に見ていた多くの国・・・アラブ諸国も中南米諸国も、日本が侵略戦争国家の仲間入りしたと見なすのでしょう。日本もテロの標的にされる・・・と言う見方も現実味を帯びて来ました。
安倍政権によってとんでもない政策が次々に断行されています。
第二次世界大戦前の情報統制や軍国主義に似た状況になって来たという話を目にする事も多くなってきましたが、それも真実味を帯びて来ました。
今年の日本の主な政治的な動きの多くが、日本が陥れられていると見えます。日本を超国家企業の餌食にしようとするものばかりです。
この年末感じる事は、来年への期待よりも大きな不安です。
オリンピック開催なんてお気楽な事を言っていていいのでしょうか?
日本の沈没が顕著になるのが、オリンピック前か後か・・・?と言う状況ではないでしょうか?・・・どうせ沈没するのなら、なるだけ早い方が痛手も少ないでしょう。オリンピック前に落とされて、オリンピック返上…の方が、日本が再生できる可能性も高いと感じます。
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