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雑草の言葉

ヤバ過ぎるITER計画

2020/07/29
原子力 7

 今朝、いつものように朝のラジオニュースを流して聞いていたら、非常に気が塞ぐニュースが耳に入って来ました。

 何年か前から時々この計画を目にし、計画が頓挫して潰れることを願っていたのですが、残念ながら核融合炉の組み立てが開始されたようです。


新エネルギー源「ITER計画」核融合炉の組み立て開始https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200729/k10012538081000.html


量子科学技術研究開発機構のHPには、

 「核融合は星や太陽のエネルギー源であり、我々はこれを地上に実現しようとしています。」 

https://www.fusion.qst.go.jp/ITER/iter/page1_2.html


と有りますが、それはとうの昔に実現しています。あの、いわゆる原子爆弾よりも桁違いに破壊力のある水素爆弾です。


大雑把に記すと、原子力には、核分裂エネルギーと核融合エネルギーの2種類が有ります。

ウランやプルトニウムなどの質量数の大きな原子核を分裂させてその時出るエネルギーで発電するのが核分裂発電。いわゆる原子力発電です。

逆に重水素などの質量数の小さな原子核を融合させてその時出るエネルギーで発電するのが核融合発電です。

 原子力利用の当初は核融合発電は存在せず、技術的により簡単だった核分裂発電を原子力発電と呼んだのでしょう。

だから、本来なら、核分裂発電と核融合発電を合わせて原子力発電と言うべきなのです。

 そして、核分裂の爆弾が、広島・長崎に落とされた原子爆弾です。そして、もうお気付きの通り、水素爆弾は、核融合爆弾なのです。

 原子爆弾と原子力発電のどちらが技術的に難しいかは、火を見るより明らかです。原子爆弾はウランやプルトニウムの原子核を一挙に爆発させるだけです(連鎖反応も起こります。)それに比べ、原子力発電は、ウランやプルトニウムを制御してゆっくり核反応させるのです。制御に失敗すれば暴走するのです。(濃縮率が低いので、原子爆弾とは違いますが・・・)福島第一原発やチェルノブイリが実例です。制御が大変だから、原子力発電所は他の発電所よりも大掛かりでお金がかかるのです。

「水爆と同じ核融合エネルギーを発電に利用する」と言えば、危険でネガティヴな印象をあたえるので、ポジティブ?な「太陽と同じエネルギー源」と表現しているのでしょうが、「太陽と同じ」だけでも十分に恐ろしいでは無いでしょうか!太陽は、遠くにあって、地球上の全ての生物・自然現象の活動のエネルギーを与えてくれるからいいのであって、そのミニチア版だろうが、地上にあったら危険この上ありません。事実水爆は現在地球上の兵器の中で最大の脅威です。

 現行の 原子力発電=核分裂発電 より遥かに技術的に難しい、そして核融合爆弾である水素爆弾より遥かに制御の難しい核融合発電が、世界の英知を集めて開発されたとしても安全とは言い切れません。

 核融合発電に強く反対致します。


もっともっと書く事がありますので、<続く



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Comments 7

There are no comments yet.

東京珈琲

賢い人達はこのまま行けば地球環境は危ういと分かっていて、なるべく気付かれないように人類を減らそうとしてるんじゃないですか。その為の核融合炉放射能汚染では?
沢山頭の良い人が居るのにこんなおかしな事が多いはずありませんよ。

2020/07/30 (Thu) 12:58

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2020/07/30 (Thu) 22:17
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re:

東京珈琲さん

 放射能を出しながら核分裂していく事は常識ですが、核融合では放射能は理論上あまり出ない事になっています。
ただ、例えば水素爆弾では、核融合の為に同じプラスの電気を帯びた重水素原子核どうしを衝突させるために非常に大きなエネルギー(温度)を要するので、その起爆剤が原子爆弾(ウランの核分裂など)という恐ろしいことをやってます。
 核融合発電ではそのエネルギーをプラズマで行う予定です。放射能汚染は、ウランのように半減期が途方もなく長い(45億年)物質があるので、人類を減らそうとする人がいたとしても、自分達にも禍を被るのでやらないと思います。プラズマの作り出す高温も途方もなく高いので(1億度以上)かなり危険です。プラズマで人類を減らそうとする奴がいたら怖いですね。

> 賢い人達はこのまま行けば地球環境は危ういと分かっていて、

 核融合発電に携わっている人々は、それぞれ狭い分野の自分たちの技術が売りですから、成功を信じてやってるのかも知れません。彼らのアイデンティティなんでしょう。危険性を訴えれば自分が磨いて来た専門分野の職を失います。この計画を推進している政治家達もかなり無知でリスク評価などまともにしていないと思います。利権絡みだと思います。
これらのことに関しては、この記事の続編で書く予定です。

> 沢山頭の良い人が居るのにこんなおかしな事が多いはずありませんよ。

 原子力オタクっぽい連中はその分野に関しては賢いでしょうが、世界全体を大局的に見る力に関しては疑問です。

 非常に良識的なプラスチックの開発者でさえも、当時プラスチックがこんなに深刻な問題を引き起こすなんて思わなかった・・・と私に語りました 少し前の記事<プラスチック>  https://zassou322006.blog.fc2.com/blog-entry-847.html     で書きました。


2020/07/30 (Thu) 22:50

guyver1092

トカマク型

 ITER計画はトカマク型の核融合の実現のためなのですね。核融合炉については、槌田敦氏の本で致命的な欠陥が7つあると(だったと思いますが)書かれていましたが、どれも納得いくものでした。一番記憶に残るのは、炉心が巨大なものになり、しかも希少金属を大量に使うので(核分裂炉が1000トン単位のところを5万トンだったと思います)、発電単価がばかほど高くなるというものです。計画を推進する者は、人類の英知の一つである貸借対照表等の計算ができないようですね。

2020/08/01 (Sat) 19:42
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: トカマク型

guyver1092さん
>  ITER計画はトカマク型の核融合の実現のためなのですね。

私は核融合を超高温のプラズマを用いてやると言う事しか知らず、磁気閉じ込め方式の一つであるトカマク炉については知りませんでした。

>槌田敦氏の本で致命的な欠陥が7つ

手に入る槌田敦さんの本は全部読みましたが、この事は記憶に御座いません。書物名お分かりでしたら教えてください。
核分裂炉でさえ費用対効果は破綻しているのに、輪をかけてEPRが低過ぎて甚大な浪費に過ぎない核融合炉をやるなんて狂気の沙汰ですね。

>計画を推進する者は、人類の英知の一つである貸借対照表等の計算ができない

おっしゃる通りです。そして、彼らは文明崩壊に加速をつけているのでしょう。とんでもない計画です。

2020/08/01 (Sat) 21:02

guyver1092

書物名

 書物名は、「石油と原子力に未来はあるか」または「石油と原子力に未来はなかった」です。紹介されていた欠陥は①炉材がプラズマに入り込み反応を止めてしまうので、反応を止め、燃料を交換しなければならない。②5万トン以上になる。③実際に燃料になっているのはリチウムで、これは希少資源である。④トリチウムを使う。これは化学的に水で、人体を構成する物質であり、内部被ばくを起こす。また、この際人体内で水が突如ヘリウムと酸素に変わるということでこれが遺伝子だとシャレにならない。⑤炉材の放射化生成物化。⑥暴走の可能性と磁石のクエンチ爆発。⑦熱汚染。

2020/08/01 (Sat) 22:14
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 書物名

書物名は、確認すると『石油と原子力に未来はあるか』1978年発行 でしたね?その本は、持ってませんでしたorz 。
しかし、2011年の原発震災直後の5月に発行された似たタイトルの『原子力に未来はなかった』の3章に抜粋が載ってますね?
この本は購入して持ってます。ご紹介の欠陥も載ってますね!さらにしっかり「エネルギー収支は負になる」とありますね。
槌田さんの本としては最新の部類ですね。
買って直ぐに第2章までは読んだ形跡がありましたが、第3章は微妙です。早速読んで続編の記事の参考にしようと思います。
ご案内有難う御座います。
第3章の節「核融合の夢と現実」に「『金属』1976年12月号より」とあります。この時代に既に核融合は使い物にならないだけではなく、極めて危険な代物であることも指摘されている槌田さんは凄いですね。コロナ禍が収まったらお会いに行こうかと考えております。

2020/08/02 (Sun) 00:29
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト、「経済成長信仰」と「科学技術信仰」とによって、飛行船地球号は破裂して墜落を始めるのも時間の問題。
あくせく働いて破局に向かって突き進むくらいなら猫のようにその日暮らしをする方がよっぽどいいではないですか。脱成長によってゆったり暮らすことができる社会の実現を!
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