カップ麺は許容不可
昔からチキンラーメンと言うのがあって、丼とか茶碗とかに入れてお湯を注いで数分待つだけでインスタントラーメンが出来ますが、それで十分です。(私も時々食べています。)値段もカップ麺とは比べものにならないくらい割安です。

それでは麺が十分に柔らかくならなかったのか(私はそんな硬めのラーメンが好きですが・・・)、具を入れても煮えなかったからか、理由は分かりませんが、(恐らく、「お手軽」だとか言うしょうもない理由が多数でしょう。)チキンラーメンでは満足せずに、カップラーメンを作った人がいたわけです。それを多くの人々が買って食べて、他の会社でも作り、大ヒット商品になって、今では世界中に広まっているわけです。その開発の苦労話や発想を美談として取り上げているマスコミさえあります。しかし私は、素晴らしい発明どころか、どうしようもない愚かな発明だと考えています。容器ごと使い捨てて平気な神経が怖いです。現在マイクロプラスチックの問題が大問題になっているにも関わらず、どうしてカップ麺が、日本が世界に誇る発明の一つに数えられるのでしょうか?私は日本が世界に恥ずべき発明の一つだと考えています。
先に挙げた、チキンラーメンの欠点と考えられる部分も、麺を細くするとか、お湯を入れれば出来る具を作るとか、大して難しく無い改良方法は幾らでもあった筈です。実際にそう言う改良もなされて来ました。カップに入れて、カップは使い捨て・・・と言う発想こそ最も安易で、どうしようもない環境汚染の発明だと考えるのは私だけでしょうか?
(袋入りの)インスタントラーメンの発明は素晴らしいと言っても良いかもしれませんが、カップ麺は最悪です。袋麺でもプラスチック製の袋ですので、環境負荷はありますが、カップ麺の比では無いでしょう。カップ麺のカップは保温のために二重になってたり、ある程度丈夫に出来ています。そこが更に許せません。中途半端に丈夫に作るならば、もう少ししっかり作って、使い捨てでは無い専用容器にすればいいのです。・・でも、普段別の用途に使ってる丼とかお椀とかカップを使う方が更にいいですね。実際にそんな即席麺も販売されています。「お椀麺」、「マグカップ麺」のように、カップ麺のカップを無くして中身だけをお椀やマグカップに入れて作るインスタント麺です。これまた袋が多過ぎるところは改善の余地があり、それ程良ろしくは無いかも知れませんが、カップ麺よりは遥かにマシです。

カップ麺と同じようなもんです。
カップ麺は私も何度か試しに食べた事はありますし、具もお湯で戻るし、味は美味しいと思います。しかし、使い捨ての容器の気持ち悪さが優先して、あまり食べる気はしませんでした。カップ麺を食べている人を見るのも不快です。あの味とクオリティを求めるのなら、お椀麺、マグカップ麺で十分です。私は遅くとも21世紀になってからはカップ麺を一度も口にした事はありません。・・と言うよりも、カップ麺が21世紀になってからも禁止になっていないことに失望しております。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、象徴的な意味でも、こうやって人類は環境を汚染して滅びていくんだと思います。
無印良品が、環境面への配慮からカップ麺を作っていないことを、今年初めて知りました。客から作って欲しいとの要望もしょっ中あるようですが、担当者達は頑なに作らないのだそうです。感動しました。骨のある社員の提言を実行する素晴らしい会社です。カップ麺に限らず、出来るだけ買えるものは無印良品で買おうと決めました。残念ながら、私の住まいの近くには無印良品がありませんが、ちょっと遠出をした時に無印良品が近くにあれば、立ち寄って買い物をして来ようと心掛けている今日この頃です。

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