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雑草の言葉

悟り世代の消費離れ

2021/01/17
脱成長 10
昨今の物欲が小さい若者たちの傾向を問題視する大人が結構いますが、私は物欲の小さい若者こそこれからの社会の希望だと考えます。彼らを批判する大人達こそ問題だと考えます。

「ゆとり世代」の後期、1990年代後半以降に生まれた人が「悟り世代」と言われているようです。
「悟り世代」の多くの人が「モノは欲しくない。車はいらない。」と言います。モノで無くとも、例えば旅行に関しても「海外旅行よりも近場の旅行で良い。さらには近所の散歩程度で十分」と考える若者も増えました。

 それに対して「車も家も出世欲にも興味がない若者は困ったものだ」という上の世代の「大人」たちの座談会とか評論とかがネットに載っています。彼らは消費離れの進んだ「悟り世代」の人々を批判して
1.「買う為の努力もしないし考えもしない。」
2.「物欲がないと偉くなれない、出世できない。」
3.「みんなも買わないから自分も買わなくていい、と自ら考えることを放棄している。」
・・・などと批判していますが、どの批判も、批判している方こそが問題であると考えるのは私だけでしょうか?そもそもこんな座談会を仕掛けたりするのは広告代理店かも知れません。出席者も広告代理店のさくらなのかも知れません。

それぞれの批判に反論を書けば、(反論するにも値しない主張ですが・・)
1.努力して買うよりも、我慢してでも買わない方が、地球の資源の節約になる。
2.物欲が強くて出世した人の多くが世の中を駄目にしてきた。
3.みんなが買わないものを自分だけ買おうと考えることが「自ら考える素晴らしい態度」と考えることこそ笑止千万

 大量生産、大量消費に踊らされて洗脳されてきた上の世代の人々が、消費離れした若者を批判して諭そうとする様は、カルト宗教信者が若者を勧誘する姿に重ね合わせられます。
 この有限の地球で、大量生産・大量消費の社会がいつまでも続くはずがないし、大量生産・大量消費こそが、環境を破壊し、文明崩壊へ導く原因だと気付かずに諭そうとする上の世代の人々には、情けないものを感じます。
 私から言わせれば、若い世代の消費はまだまだ過剰です。消費離れがそれほど進んでいるとは思えません。
「消費離れ」こそ、この社会を環境汚染と文明崩壊から救う大きな流れなのです。これでも、今のペースでは間に合わないでしょう。だから、もっともっと消費離れすべきだと考えます。みんなで消費離れいたしましょう。

・・それじゃあ世の中不景気になって社会が成り立たなくなって壊れるって?そんな社会は早く壊れてリセットすればいいのです。確かに大きな犠牲は伴うかもしれませんが・・それこそが本当に必要な「痛みを伴った改革」でしょう。
 物を必要(最小限)以上に消費しないと成立しないような世の中のシステムが異常なのです。持続するはずがありません。それは人間以外の動物社会を観れば明らかでしょう。
 必要以上に消費しなくても大丈夫な社会こそ健全な社会と言えましょう。

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Comments 10

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爽風上々

物欲の無い世代

若者たちに消費離れという現象が起きているということですが、そこには若い世代の感受性の強さというものが現れているのでしょう。
もはや強欲に周囲のものを買い漁るという行動が許されないほどに全地球的に見た資源制約が強まっているということを、無意識に感じてしまっているのかもしれません。
状況変化に一番敏感なのは子供でしょうが、若い世代にもそれは残ります。一番鈍いのが私のような老人でしょう。
さて、このような強欲消費主義というものは、人類の歴史ではそれほど見られるものではありません。
狩猟採取の生活をしていた頃に、「やる気を出して」周囲の動物や果実を取りつくしていったらどうなったでしょうか。
獲物の貯蔵もできないまま腐らせて、すぐに資源は無くなり飢え死にが待っていただけです。
その頃には「資源制約」が身近なものでした。
それが徐々に食物の貯蔵ができるようになり変わってきましたが、本格的になったのはやはり貯めるべきものが金や貨幣となってからのことでしょう。
しかし、本格的な資源欠乏の時代が近づいてきました。
この大きな災厄を逃れるには少しでも早く物欲を制限していくしかありません。
「持続的な開発」は無理でしょうが「持続的な社会」はどういうものかを早く理解し移行しなければなりません。

2021/01/18 (Mon) 10:35
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 物欲の無い世代

爽風上々さん
> このような強欲消費主義というものは、人類の歴史ではそれほど見られるものではありません。

物を修理しないで捨てる、まだ使えるのに捨てるという「消費は美徳」的価値観(広告代理店に押し付けられた「価値観」)はおそらく昔は無かったと思います。(局部的にはあったでしょうが)日本では、戦後の高度経済成長時代に煽られた価値観かと思いますが、欧米でも早くとも産業革命以降ではないでしょうか?

> 本格的になったのはやはり貯めるべきものが金や貨幣となってからのことでしょう。

そうですね。とすれば、お金の存在が文明崩壊の大きな原因とも言えますね。

> 「持続的な開発」は無理でしょうが

SDGsをはじめ、「持続可能な開発目標」なるものは、経済縮小には同意できない金融資本家たちの隠れ蓑というか、金儲けの手段なのでしょうね。

>「持続的な社会」はどういうものかを早く理解し移行しなければなりません。

その通りですね。答えはシンプルで、「定常社会」でしょうね。「経済成長」はそれに反する事です。

2021/01/18 (Mon) 18:35

guyver1092

21世紀は警告する

 「21世紀は警告する」という番組で「足るを知る」という言葉を紹介していたのを思い出しました。詳細は覚えていませんが、すでに必要なものは足りているのに、まだ足りないと考えるのではなく、もう十分物は持っているということを知ることという意味のようです。悟り世代は、足るを知る世代ということであれば、未来に希望も持てますね。

2021/01/18 (Mon) 21:14
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 21世紀は警告する

guyver1092さん
足るを知る」は、今、最重要な概念ですね。吾唯足知

> すでに必要なものは足りているのに、まだ足りないと考えるのではなく、もう十分物は持っているということを知ることという意味

現代の人は捨てる場所が足りないくらい物を持っていて、これ以上は必要ないとつくづく思います。

>悟り世代は、足るを知る世代ということであれば、未来に希望も持てますね。

はい、私もそれに希望を込めてこの記事を書きました。

2021/01/18 (Mon) 23:06

爽風上々

弊ブログ記事

こちらの記事にヒントを貰って、弊ブログでも書かせていただきました。
少しズレがあるかもしれませんが、よろしかったらご覧ください。
https://sohujojo.hatenablog.com/entry/2021/01/20/060000

2021/01/20 (Wed) 07:58
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 弊ブログ記事

爽風上々 さん

こちらの記事をヒントに記事を書いて頂き有難う御座います。
悟り世代の典型的な人を「草食系」貪欲な物欲主義者を「肉食系」として記事を書かれていますが、
一番の問題は、肉食系男子が世界を動かしていると言うことでしょう。強いものほど、社会を持続不可能な方向に導くというパラドックス。最大の難問です。私がこのパラドックスに気がついてから、ずっと解決できない問題です。
「強いものほど、社会を早く壊す」

2021/01/20 (Wed) 18:56

爽風上々

パラドックス?

世界を我が物にしようと力を使う連中が「社会を持続不可能な方向に導く」のがパラドックスだというお考えですが、私にはそれとは違う考えがあります。
そもそも「社会を持続可能に」と考える人がどれだけいるかも疑わしいものですが、それが特に欠けているのがそういった有力者たちでしょう。
自らの元に力や財物を集めるだけが目的ですから、それで社会が持続するかどうかなどとは気にするはずもありません。
そういうわけで、「強いものほど、社会を早く壊す」というのはパラドックスではなくその言葉通りの真実なのです。
なお、そういった有力者にすべてを吸いつくされるだけの庶民も同様に「社会の持続性」など考えるはずもありません。
少しでも金を稼ぎたいと考えるばかりで、5年先10年先のことすら考える余裕はないでしょう。
肉食系、草食系、ほとんどすべての人々が社会を早く壊そうともがいているのが世界なのではないでしょうか。

2021/01/22 (Fri) 07:53
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: パラドックス?

 強欲で強い人々が、自分らの一族の後々までの繁栄を意図して、社会を動かしていくと、
持続出来なくなって社会もろとも自分の一族も早く滅んでいく・・と言う意味で「パラドックス」と言う表現を使いましたが、
違和感も少し持っていました。確かに爽風上々さんの仰るように
>「強いものほど、社会を早く壊す」というのはパラドックスではなくその言葉通りの真実
ですね。
ただ、真実に限りなく近いとしても、救いとして「真実」と言う言葉は使いたくないですね。
「命題」とでもしましょうか?
この手強い命題を覆すことこそ、持続可能な社会への道となるでしょう。

2021/01/22 (Fri) 21:26

爽風上々

真実はちょっと

確かに「真実」という言葉は適切ではないですね。
仕方のない現実とでも言いなおしておきましょうか。
考えるほど「持続可能」などと言うことは「実現不可能」のように思えます。
「パッと出た花火がきれいだな」というのが、人類という生物の持った性(さが)なのかもしれません。

2021/01/22 (Fri) 21:47
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 真実はちょっと

爽風上々 さん 素早いお返事有難う御座います。

爽風上々さんのおっしゃるところの「真実」という言葉はかなり「真実」に近いと思いますが、「切ない」ですね。

> 仕方のない現実とでも言いなおしておきましょうか。

そうですね。「やるせない現実」とか・・

> 考えるほど「持続可能」などと言うことは「実現不可能」のように思えます。

あんまり現実を適切に分析されるとやるせないですね。

> 「パッと出た花火がきれいだな」というのが、人類という生物の持った性(さが)なのかもしれません。

おっしゃる通り。昔滅んでしまった(人間が滅した)動物達を「愚かだった」と評する人がいますが(件の絶滅の本も・・)
人類は、かつて滅んだ数多くの動物の種のどれよりも短い歴史に終止符を打ちそうな勢いです。切ないです。
僅かな可能性を探して発信するしかないですね。

2021/01/22 (Fri) 22:52
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト、「経済成長信仰」と「科学技術信仰」とによって、飛行船地球号は破裂して墜落を始めるのも時間の問題。
あくせく働いて破局に向かって突き進むくらいなら猫のようにその日暮らしをする方がよっぽどいいではないですか。脱成長によってゆったり暮らすことができる社会の実現を!
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