プライベートジェットなんか要らない
記事によると、日本のプライベートジェットの保有数は57機で、アメリカの約2万機に比べると格段に少ない、日本ではプライベートジェットの発着が少な過ぎて、海外に比べるとまだまだ「厳しい」とのこと。何が厳しいのでしょうか?理解できません。(航空業界の業績くらいのものでしょう。)アメリカのプライベートジェットの多さこそ、狂っていると感じます。日本の57機も必要ないと言うか、禁止にすべきだと思います。そもそも、プライベートジェットが増えるべきだと言う主張をする記者は、環境や資源への意識が低過ぎて、記者をやるべきではないと考えるのは私だけでしょうか?
記事ではプライベートジェットは、無駄な時間や検査が無いなどといくつかの「利用者にとって」のメリットを強調してましたが、石油などの資源の浪費と大気汚染などのデメリットの方が遥かに大きいでしょう。
プライベートジェットで世界を飛び回って、「世界の様々な問題を解決する」などと宣っていた日本の実業家がいましたが、そのプライベートジェットが消費した燃料と汚した大気の分を上回るだけの事なんて彼には出来ないでしょう。偽善的な事は語らずにプライベートジェットに乗る代わりに、プライベートジェットの費用は困っている福祉施設にでも寄付したほうがよっぽど社会貢献です。
ヨーロッパでは、飛行機の不要な利用を恥る「Flight shame;飛行恥」運動も始まっています。沢山の人が乗る一般の航空便利用でも「恥」ですから、プライベートジェットは「大恥」でも済まされません。
プライベートジェットを「ステータスシンボル」と考えている人は言うに及ばず、「ビジネスの効率化」などと述べている人々も、普通の人の何倍も環境破壊に加担していると言えましょう。いったい、一人の人間が、何十人、何百人分の環境破壊をする権利があるのでしょうか?
百歩譲ってプライベートジェットの存在を認めたとしても、首脳会談や拉致被害者の帰国、紛争国からの国民の避難に使うとかそんなものだけで十分でしょう。
ただし、ダボス会議には必要ないし、今の日本の首相・政府にも必要ないでしょう。環境破壊、資源の無駄遣いに加えて税金の無駄遣いが加わります。まあ、大抵の首脳会議にも必要ないかも・・。
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