雑草の言葉

コメント下さい、近藤さんも

2021/12/03
CO2 17
一連の近藤邦明氏の『等比級数理論』『CO2循環モデル』の間違いの指摘、批判は今回で終わりにしようと思います。早く切り上げようと考えていたのに4回にもなってしまいました。
 最後に近藤邦明氏にお返事をいただきたい事をまとめて書かせて頂きます。
2つだけですのでお返事ください、近藤さん。勿論、他の方のコメントも歓迎いたします。

Ⅰ. 近藤氏の『等比級数理論』では、人為的CO2の放出の3.33年分(数年分)未満しか人為的CO2起源ではないとしています。しかしそれは、大気中に放出されてから、海等に一度も放出されることなく大気中に留まり続けたCO2分子のみの量です。一旦、海などに溶けた人為的起源のCO2も海中に残って大気中のCO2の量の増加に影響を及ぼすものが存在します。何故に1度でも海に溶けた人為的放出のCO2は、人為的放出にカウントしなくていいのでしょうか?人間が区別できなければ人為排出でないと言うのであれば、それは「CO2ロンダリング」です。
 海に溶けた人為放出のCO2も、大気中のCO2の増加に関与しますので、近藤氏の【等比級数理論】は誤りです。
 なお、私が考え得る近藤氏の「等比級数論」が成り立つ場合は、海に溶けたCO2が即座に100%、大気との平衡状態に関与しなくなる場合です。すなわち光合成とかで生体に取り入れられて海底に沈んでいったり、下降流に溶けて、そのまま海洋の中層部・深層部に沈み込んでしまう場合などです。海に放出された人為的CO2(炭酸)が全て即座にそのような状態になると考えるのは非常に無理があります。あり得ないでしょう。
 【近藤氏の 等比級数理論】が誤りであれば、近藤氏のCO2温暖化否定論の3本柱の一つ、
『産業革命以降の大気中CO2濃度上昇の主因は人為的に排出されたCO2量の増加とは無関係である。』も誤りとなる
でしょう。
詳しくは、[ そりゃないよ、近藤さん] 2021/11/23 で説明しております。



Ⅱ.化石燃料から大気中に放出された人為的CO2が「一旦海などに吸収されて再び大気中に放出された場合、人為的CO2としてカウントしなければならない」と述べたことが、何故に「CO2が以前にどのような履歴を経ているかによって振る舞いが違う」と主張していると言う解釈になるのでしょうか?その理由をご説明願います。
 そもそも、CO2放出源によって振る舞いが違う(人為排出のCO2と自然排出のCO2の振る舞いが違う)なんて魔法を信じる幼稚園児みたいな主張をするおバカな人など滅多にいないと思います。寧ろ近藤氏がそのように解釈することこそが「言いがかり」若しくは、「悪意を持った解釈」だと考えます。しかし、近藤氏はそのどちらでもなく、本当にそう思い込んでいるのでしょう?何故ですか?
詳しくは、【近藤氏に物申したら・・】2021/11/19 をご覧ください。

炭素循環図IPCC2007
黒の文字は産業革命以前の炭素循環。赤で示したのはその後現在までの変化量


 近藤さん、上の2点についてしっかりコメント下さい。反論等あれば是非書いて下さい。
反論でなくても何かしらコメント下さい。
更にこの記事の前の関連する3つの一連の記事にもコメント頂けるのであれば歓迎いたします。


近藤氏に物申したら・・】2021/11/19
そりゃないよ、近藤さん】 2021/11/23
これが試算です、近藤さん】 2021/11/29


 普通一般に、記事にコメントするしないは本人の自由です。しかし近藤邦明さんは、私の指摘を「頓珍漢な言いがかり」としてご自分のHPに載せて、こちらの言い分・反論を載せなかったのですから、ここの記事にコメントする義務・必要がある・・とまでは申しませんが、道義的責任はあるのではないでしょうか?
 コメントは、そちらのサイト『環境問題を考える』とは違い、検閲せずに即コメント欄に反映します。ここのコメント欄は、管理者の許可無く直ぐに反映する仕組みにしております。何でもお好きなことをお書きになって下さい。ここのコメント欄に反論しない場合には、ご自分の誤りを認めたものとみなします。



 以上、この記事、およびその前の一連の記事を載せた旨は近藤邦明氏にも、この記事がアップされた日にメールし、コメントを催促いたします。
 なお、ここ一連の近藤氏の「等比級数理論」に対する指摘・批判の記事は、「近藤氏の等比級数理論」の誤りを指摘するものであって、CO2地球温暖化懐疑論全般、および近藤邦明氏を否定するものではありません。




<追記>です。
 近藤邦明氏のHP『環境問題を考える』の記事のうち、今回の記事に関連する部分を保存しておく為にそちらの[HP管理者から]を探していたら、No.1316(2020/06/26)  及び次の No.1317(2020/06/29)  に大きく赤文字で
人為的な影響よりも、地表面環境の温度変化による主に海洋からのCO2放出量の変動が近年の大気中CO2濃度変動の主要な原因だということがわかります。」
 と記されていました。それって、「温度変化による影響」よりも、「人為的CO2が海洋に溶けて増えたから、海洋から大気中への放出も増えた」と考えた方が自然でしょう。そこに記述のあるように「CO2が水に溶けるのでその発熱反応で水温が上がりCO2の水への溶解度が減るので、大気中にCO2が多く放出される」という部分も多少はあるかも知れませんが、それだけでは無理があるでしょう。「産業革命以降、海洋に溶けたCO2が増えたから、海洋からのCO2の放出も増えた」と考えるのが普通の考え方でしょう。まさに私の指摘した事、近藤氏以外のごく普通の人がごく自然に考える事が確認されたというべきでしょう。


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Comments 17

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まーまま

何となく

近藤邦明氏はあちこちから激しく攻撃され過ぎて、自分の理論に疑問を持つ人全般乱射モードになっているのでは?近藤氏を支持する訳ではないけれど、温暖化に群がる胡散臭い人達も脅威です。

2021/12/04 (Sat) 07:00
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 何となく

まーままさん のおっしゃる様に、近藤氏は、ご自分の理論に疑問を呈する人には容赦ない攻撃を加えますね。
 近藤氏への批判のメールをご自分のHPに晒して、反論・批判を加えて、それに対する再反論を許さない形にしています。多くの攻撃に対する彼なりの防御策でしょう。
 しかし、彼の理論に対する批判のメールはそんなに多くはないと考えます。何故なら、彼は、大した事でなくても数式を用いて長々と説明し、相手を疲れさせて反論する気を削ぐからです。それが意図的だとは思いませんが、それでご自分の「等比級数理論」にも殆ど疑問を呈する者が現れなかったので、不幸にもこんな頓珍漢な理論を錦の御旗のように掲げ続けているのだと思います。

>全般乱射モード
は言い得て妙ですね。彼が攻撃され過ぎたと言うこともあるやもしれませんが、彼のHPを見ると、昔から彼は多くの方を攻撃してそれこそ「全般乱射」し続けています。よく無いと思ったことを誰彼構わず攻撃する事は悪い事だとは思いません。しかし近藤氏の残念なところは、それに対して反論すると、今回のように貝になってしまう事が多々ある事です。これも彼なりの防御方法なのでしょうけれど、一方的に攻撃しておいて、反論されるとダンマリ・・と言うのは、やっぱり残念です。

 当方はメールでコメントを促しましたが、今回もここには反論しないでしょう。その旨のメールも頂きました。
今回の私の一連の記事で、流石にご自分が「頓珍漢」だった事がようやくお分かりになったのでしょう。
だって
Ⅰ. 近藤氏の「等比級数理論」では人為放出のCO2は、「一旦海水に溶ければ、もう人為放出とはカウントされない」と言う、完全に誤った仮定が必要だからです。
Ⅱ. 「一旦海などに吸収されて再び大気中に放出されたCO2も、人為的CO2としてカウントしなければならない」と述べたことに対し、彼の得意な「CO2放出源によって振る舞いが違う」と言う相手を小馬鹿にした品のない反論は、呼応関係がなく頓珍漢だからです。

これ以上彼を追求しても仕方がないと考えていますが、コメントを下さらない近藤氏のコメントの代わりに、今回の件での彼と私のコメントのやりとりを以下に貼らせて頂きます。
 
>温暖化に群がる胡散臭い人達も脅威です。

はその通りだと思います。近藤氏も混同しないで、温暖化対策に利権を求めて群がる連中に集中して攻撃した方がいいと思います。

2021/12/05 (Sun) 09:59
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘から近藤邦明氏へのメール

お久し振りです。ご無沙汰しております。
10年ほど前はメールのやり取りや他のサイトで議論をしてお世話になった HN雑草Z こと++++です。

10年くらい前に近藤邦明さんの「等比級数論」は誤りであるので、取り下げた方がいい旨のメールを差し上げたところ、
「何を言っているのか理解できない」旨のお返事を頂き、その後、何度かやり取りしても同様でした。
いくら続けてもお互い平行線で埒が開きませんので、その後10年間くらい放っておきました。
最近「環境問題を考える」をみてみたら、いまだに「等比級数論」を主張しているばかりか、近藤邦明氏の 「CO2地球温暖化否定論」の3本柱にまでしているようですね。

改めまして当方のサイト<雑草の言葉>に近藤邦明さんの「等比級数理論」の誤謬及び「CO2循環モデル」の不備について指摘させて頂きましたので、
反論等のコメントを下さい。しっかり議論致しましょう。

https://zassou322006.blog.fc2.com/blog-entry-949.html

なお、その前の記事3つも近藤邦明さんの「等比級数理論」に関する記事ですので、そちらの内容に関しての事はそちらにもコメント頂ければ幸いです。
https://zassou322006.blog.fc2.com/blog-entry-945.html
https://zassou322006.blog.fc2.com/blog-entry-946.html
https://zassou322006.blog.fc2.com/blog-entry-947.html

よろしくお願いいたします。

2021/12/05 (Sun) 10:14
☘雑草Z☘

近藤氏から雑草Zへのお返事メール

ご無沙汰しております。折角のお申し出ですが、辞退させていただきます。

2021/12/05 (Sun) 10:17
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘から近藤邦明氏へのお返事メール

 お返事有難うございます。ただ、お返事は<雑草の言葉>のコメント欄に欲しかったところです。
おそらくご聡明な邦明様は、私が貼り付けた<雑草の言葉>の記事は既に全部目を通され私の言いたかったことはわかったと思います。若しくはいたたまれなくて、途中でやめたかも知れません。
 ご自分の「等比級数理論」の間違いにやっと気が付かれたのだろうと想像しますが、今更それを認める訳には行かないのでしょう。私も同じ立場だったら途方に暮れます。
あんな「等比級数理論」に絶対の自信を持たれて、私を小馬鹿にする「CO2循環モデルに対する頓珍漢な批判」「頓珍漢な言いがかり②」をHPに載せてしまったし、
「等比級数理論」をCO2温暖化否定論の3本柱に据えて、その上に積み上げてしまったものが大き過ぎますからね。どうしていいか分からないでしょうし、プライドも大きく傷付きます。
邦明さんが、何故10年以上もこんな簡単な間違いに気が付かなかったのかも分析できました。当方の記事にしようかとも考えています。
 私は、そんな状況にならないように「取り下げた方がいいのでは?」とご助言したつもりでしたが、こんな簡単なことを邦明さんが気が付かないとは思いませんでした。更に「頓珍漢な言いがかり」を書くとは予想外の反応でした。失礼ながら、邦明さんの本性を見た感じもしました。
流石に邦明さんは、HPの関連する部分を全部書き換えて知らんぷりをする方だとは思いませんが、他の方に当方が「濡れ衣の言いがかりをした」とは思われたくないので、関連の記事は魚拓とかを撮らせてもらっています。念の為。
今でも邦明さんには、逆効果の温暖化対策について追及して欲しいと思っております。その為にも今更ですが、頓珍漢な「等比級数理論」は早急に取り下げるべきでした。
私は、間違いを認めた方を追い詰めるような事は嫌いですが、残念ながらまだ近藤さんは間違いを認めてはいませんので、このまま何らかのコメントがないようでしたら、もう少し当方の記事で追及させて頂きます。
既に<雑草の言葉>で読まれたと思いますが、
>記事にコメントするしないは本人の自由です。しかし近藤邦明さんは、私の指摘を「頓珍漢な言いがかり」としてご自分のHPに載せて、こちらの言い分・反論を載せなかったのですから、ここの記事にコメントする義務・必要がある・・とまでは申しませんが、道義的責任はあるのではないでしょうか?

についてどう思われますか?コメントくださらなければ卑怯です。・・と言ってもこの立場なら、かなりコメントしにくいですけれどね。
しかし、このまま何らかのコメントがないようでしたら、近藤氏からのメールの公開も視野に入れて、今まで記述しなかった近藤氏の他の「恥ずかしい議論」も暴露させて頂くやも知れません。
 しかし、近藤さんのHPでの常套手段の「攻撃相手のメールの中身を公開して、反論の場を設けずに一方的に批判する」と言う狡い手段は使うつもりはありません。そちらのサイト『環境問題を考える』とは違い、反論の場としてコメント欄に書かれたコメントはいつでも検閲せずに即コメント欄に反映します。
万が一、私の事をまた「頓珍漢な言いがかり」とかで、批判する場合は、こちらのサイトもリンクも含めて全文転載するかリンクしてください。それが公正なやり方でしょう?
   https://zassou322006.blog.fc2.com/blog-entry-949.html  ←このページです。関連の記事の批判でしたら、他のページでも同様です。

2021/12/05 (Sun) 10:26
☘雑草Z☘

近藤氏から雑草Zへのお返事メール

前回のお返事通りです。なお、今回のメールを最後のご返事といたします。

 失礼いたします。

2021/12/05 (Sun) 10:27
☘雑草Z☘

雑草Zから近藤氏へのお返事メール

了解です。近藤邦明様のスタンスが今更ながらよくわかりました。貴方にとってはご自分の体面とプライドを保つにはその方法しかないのでしょう。私がその立場だったらどうしましょうか?
ただ、【コメント下さい、近藤さんも】にも書きましたように、
コメント欄に反論しない場合には、ご自分の誤りを認めたものとみなします。

・・っていうか、本当にご自分のとんでもない取り返しのつかない誤りにやっと気付かれたのでしょう。
いつでもコメント欄は開かれておりますので、気が変わったらコメント下さい・・・と言いたいところですが、邦明さんは怖くてもう<雑草の言葉>にはアクセスできないでしょうね?
近藤さんが積み上げてきたものを崩すのは、ちょっとすまない感じもしますが、これもご自分のされた行為の「身から出た錆」ですから仕方ないですね。
欠席裁判みたくなりますが、悪しからず。

2021/12/05 (Sun) 10:29

放射能の暇人

近藤氏の理論をまだ全体的に理解していないですが、近藤氏の理論は、離散的な槌田氏の等比級数理論を連続化したという事は分かりました。
槌田氏の離散的な等比級数理論は、一年あたりの二酸化炭素の増加量は一定で、二酸化炭素の地球全体の吸収率が一定だという仮定をしていると思いますが、現実的には二酸化炭素の吸収量には一定の限界が有るはずだし、海水温の上昇や自然破壊により、二酸化炭素の吸収量は減少しているので、この理論は現実とマッチしているとはとても思えません。
因みに、近藤氏は実際の二酸化炭素の濃度の推移を自らの理論で説明出来ているのでしょうか。
また、説明出来ないとすれば、その原因は何だと主張しているのでしょうか。
近藤氏の主張を良く読まずに質問して済みませんが、どうかお教えください。

2021/12/11 (Sat) 08:29
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

面倒な記事へのコメントありがとう御座います。

放射能の暇人 さん  の考えるところの、槌田敦氏の等比級数理論はおそらく近藤邦明氏の等比級数理論と同じものです。二人で共著の形で物理学会に提出しています。共著というよりも、近藤邦明氏の発案で、おそらく全て近藤氏が書いた論文です。近藤氏は物理学会に所属していないので、槌田敦氏の名前を借りて物理学会に発表したものでしょう。
 私とのメールのやり取りの後に、近藤氏は槌田敦氏に、私が「等比級数理論が間違っていると言いがかりをつけている」等と言いつけたようです。直接槌田敦氏にこの理論を確認したところ、槌田氏は「『等比級数理論』は、近藤氏が『発見した』と言っているもので、私の理論とは違う。近藤氏と議論するなら存分に議論してください。私はどっちの応援もしませんから。」とおっしゃいました。
 結果として、槌田敦氏はしょうもない等比級数理論の誤謬の濡れ衣も着せられたことになるでしょう。

 私が指摘している等比級数理論の誤謬は、この理論では、一旦海に溶けた人的排出のCO2は、人的排出とは見做さないという「CO2ロンダリング」が無ければ成り立たないということです。この点に関してコメントいただければ嬉しく思います。
なお、近藤氏の等比級数理論は無駄に長くて、説明が回りくどくて下手なだけで、疲れますので読む必要は無いかと思います。彼が言いたいことは、
 「毎年放出されるCO2は年毎にその総量の3割は海などに放出されるから、7割ずつしか残らず、公比0.7の無限等比級数になるので、3.3年分以上大気中にたまることは無い」というだけのことです。・・海にも溜まるんですけどね。そこは無視してるので、おかしいと指摘しているだけのことです。

>近藤氏は実際の二酸化炭素の濃度の推移を自らの理論で説明出来ているのでしょうか。

当然、等比級数理論では説明できるはずも無く、記事に書きましたように
「何か別の原因で大気中に残るCO2の割合が上がったのだろうが、原因はわからない」
などと「ミッシング シンク」として扱ってきました。。そしてその後2020年にはここの記事の<追記>に書きましたように

>「人為的な影響よりも、地表面環境の温度変化による主に海洋からのCO2放出量の変動が近年の大気中CO2濃度変動の主要な原因だということがわかります。」

と、主張しています。
私は、そうじゃなくて、海に溶けた人為的なCO2が増えたから、大気中への戻りも多くなるだけだろう・・・という、ごく普通の考え方を指摘したまでです。脱力的に簡単な事だと思うのですが、近藤氏は認めようとしません。(認めても今更言えないだけかも知れません。)

2021/12/11 (Sat) 12:09

放射能の暇人

ご回答ありがとうございました。
>海に溶けた人為的なCO2が増えたから、大気中への戻りも多くなるだけだろう・・・
というのは確かにそうですが、例えば海水のCO2吸収量をSEAinCo2'とし、海水からのCO2の放出量をCEAoutCo2'とし、SEAinCo2=SEAinCo2'-CEAoutCo2'とした場合、SEAinCo2の値が正しければ、論理的には正しい論議は可能です。
したがって、近藤氏に対して、
>海に溶けた人為的なCO2が増えたから、大気中への戻りも多くなるだけだろう・・・
と言ったとしても近藤氏には響かないと思います。
(SEAinCo2の値は大気中への戻りも考慮するとこのようになるという説明をされていれば、その説明が記してある箇所を教えてください。)
尚、私は等比級数理論の一番の誤りは、海水や地球環境のCO2の吸収率を根拠抜きに一定としているという事と、
https://himajinnohimana.blog.fc2.com/blog-entry-250.html
https://himajinnohimana.blog.fc2.com/blog-entry-188.html
というような、人間の活動によって増大するCO2や水蒸気の増大が地球温暖化に対して正のフィードバックを引き起こしているという事が一切考慮されていないという事ではないかと思います。
いずれにせよ、等比級数理論自体は、現実の観測結果と食い違っているようなので、社会に対する影響力も殆ど無いと思いますので、現時点ではあまりかかわらないほうが良いのではないでしょうか。

2021/12/11 (Sat) 13:01
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

議論の論点が違いますね?

>SEAinCo2=SEAinCo2'-CEAoutCo2'とした場合、SEAinCo2の値が正しければ、論理的には正しい論議は可能です。

???・・・それは近藤邦明氏と同じように海に溶けたCO2の分圧の考慮がなされていないように思えますが?そこの収支の議論ではなく、一旦海に溶けた人為排出のCO2はもう人為排出のCO2にカウントしないのが間違いだと言う事です。

>SEAinCo2の値は大気中への戻りも考慮するとこのようになるという説明

以下に試算しています。

>https://zassou322006.blog.fc2.com/blog-entry-947.html

2021/12/11 (Sat) 14:04

放射能の暇人

>それは近藤邦明氏と同じように海に溶けたCO2の分圧の考慮がなされていないように思えますが?
との事ですが、海洋の中のプランクトンや藻等がCO2を吸収し、プランクトンや藻やそれらを食べた生物等が生命を終えた後に地層の中に取り込まれてCO2が海洋の地層内に固定化されて行くという事は考えていますか。
それと、「CO2の分圧の考慮がなされていない」というのは多分その通りだと思いますが、そのような批判は、私の「私は等比級数理論の一番の誤りは、海水や地球環境のCO2の吸収率を根拠抜きに一定としている」という批判の中に包含されているという事で宜しいですか。

2021/12/11 (Sat) 14:43

放射能の暇人

それと、近藤氏が「毎年放出される人為的放出のCO2の3.33年分くらいしか大気中に溜まらない」という主張は、海水や地球環境のCO2の吸収率を根拠抜きに一定としているから、二酸化炭素が増えても海水や地球環境の吸収率が変わらなければ二酸化炭素の海水や地球環境の吸収量が増えるので、大気中の二酸化炭素はそれほど増えて行かないというものですよね。
因みに、近藤氏が海水や地球環境のCO2の吸収率が一定であると主張する根拠は確かめられましたか。

2021/12/11 (Sat) 14:53
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

その議論ではありません。

>海洋の中のプランクトンや藻等がCO2を吸収し、プランクトンや藻やそれらを食べた生物等が生命を終えた後に地層の中に取り込まれてCO2が海洋の地層内に固定化されて行くという事は考えていますか。

ここの記事の本文の最初の方にもしっかり書きましたよ。
この二つ前の記事にも書きました。
https://zassou322006.blog.fc2.com/blog-entry-946.html#comment8508

>二酸化炭素が増えても海水や地球環境の吸収率が変わらなければ二酸化炭素の海水や地球環境の吸収量が増えるので、大気中の二酸化炭素はそれほど増えて行かないというものですよね。

全く違います。近藤氏の仮定通り

>二酸化炭素が増えても海水や地球環境の吸収率が変わらなければ

としても、彼の等比級数理論は論理が破綻しているという議論です。

>海水や地球環境のCO2の吸収率が一定であると主張

はここでは全く必要ありません。

https://zassou322006.blog.fc2.com/blog-entry-946.html#comment8508
で述べた通りです。

放射能の暇人さんは、近藤邦明氏と似たような発想をされているようですから、議論から逃げた近藤氏に代わって、ここで議論されますか?近藤氏の思考回路の解明になるやも知れません。


若しくは、
>https://zassou322006.blog.fc2.com/blog-entry-947.html

の試算も近藤氏の仮定通り、海水や地球環境のCO2の吸収率を一定としています。
寧ろ近藤氏の等比級数理論を正しいと主張するのなら、海洋表層や地表環境のCO2吸収率が一定であっては困る筈です。この記事本文の最後の方にしっかり書かれていますよ。

 放射能の暇人さんは全く違う議論をされています。近藤氏と似たような発想で議論されています。海水や地球環境のCO2の吸収率を一定と考えた場合、近藤氏の擁護の主張になりますから、その主張と議論するのは近藤氏と議論している感じになって意味があると思います。
 当方本日これから客人が来るので、本日はもうお返事できませんが、またお返事下さるのであれば、こちらのお返事は遅くなります。早くとも明日以降でしょう。

2021/12/11 (Sat) 15:18

放射能の暇人

私も物分かりが悪くて大変済みませんが、海洋や自然のCO2の吸収率が同じだとしても等比級数理論が誤っているとすれば、近藤氏が拠り所にしている、年単位の考察で得られた
https://www.env01.net/main_subjects/global_warming/contents/s003/kondoh12.pdf
Q=Q0(1-r)^n+qin{1-(1-r)^(n+1)}/r
に変わる、年単位の正しい数式を教えてもらえないでしょうか。
急ぎませんので、よろしくお願いします。

2021/12/11 (Sat) 16:12
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

CO2ロンダリングすれば当たってます。

 昨日は、やる事が多々溜まっていて追われていたので、つっけんどんで雑な回答になってしまった事をお詫びします。
 放射能の暇人さんは、近藤邦明氏のあの長い(30ページ近くある)、【図解、Keelingのグラフ解釈に対する考察】を読まれたのですね?お疲れ様でした。ありがとうございます。申し訳ございませんが、失礼ながら、あれを苦労して読まれているうちに、放射能の暇人さんは、近藤邦明氏のペース、思考回路に嵌まって、洗脳されてしまったかのようにも感じます。悪しからず。

 さて、近藤氏の等比級数理論の式、
Q=Q0(1-r)^n+qin{1-(1-r)^(n+1)}/r
に間違いは無いと思います。ただし、この式は、大気中の全てのCO2の量の事です。
 この理論の示すところは、大気中と海洋中(陸中)のCO2は頻繁に交換されていて、大気中にとどまり続けるCO2分子は少なく、海洋や陸環境から大気中に入ってくるCO2の高々数年分(3.3年分)だという事でしょう。近藤邦明氏オリジナルの理論では無くて、気象学の常識のようです。
 そこを近藤氏は混同して人為排出起源のCO2に関して【等比級数理論】を「発見した」と語っています。
 近藤氏は、人為排出のCO2も陸環境や海洋から入ってくるCO2同様、元々循環しているCO2と同じに扱って、大気中から海洋中などに放出されれば、また化石燃料の中の炭素原子のように、大気中のCO2の量に関与しないかのように扱っています。それが私の言うところの『CO2ロンダリング』です。人為排出のCO2とは、一般に化石燃料を燃やして排出したCO2ですから、長年化石燃料中に固定されていて、大気中と海洋中を循環していなかった炭素原子C起源のCO2です。それが大気中に放出されれば、循環するCO2の総量が増え、CO2の量(分圧)は大気中だけでなく、それが海洋に溶けることによって海洋中の量(分圧)も増えるので、人為起源のCO2は大気中に3.3年分しか溜まらないと言うのはおかしい、彼の等比級数理論は間違っていると言う指摘です。

>近藤氏が拠り所にしている、年単位の考察で得られた年単位の正しい数式を教えてもらえないでしょうか。

 今ちょっと、複数のやるべき事に追われています。そして、ちょっと面倒です。・・・・「面倒」と言うのは、「考えるのが面倒」と言う意味ではなく、ここのコメント欄、および記事本文の言語ソフトは数式を上手く表現できないので、 Q=Q0(1-r)^n+qin{1-(1-r)^(n+1)}/r  のように分かりにくく煩雑な表現になるし、それを書くのも面倒という意味です。
 しかし当方が振った話題ですし、乗りかかった船ですから、書いてみようかと思います。「近藤等比級数理論」の形式に合わせて書いてみようかと思います。近藤氏のように、簡単なことを数式を用いて大仰に表現するのは嫌なんですけどね。いつか何かの役に立つかも知れません。【記事】として、アップしようかと思いますので、その時はコメント宜しくお願いします。当方のアップ日は、素数日と決めてます。明日以降の12月中の素数日にアップしたいと考えています。宜しくお願いいたします。

先の
>等比級数理論自体は、現実の観測結果と食い違っているようなので、社会に対する影響力も殆ど無いと思いますので、現時点ではあまりかかわらないほうが良い
と言うアドバイスはごもっともです。

2021/12/12 (Sun) 19:00
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

CO2ロンダリングしなくても当たってます。

 放射能の暇人さんは、
>Q=Q0(1-r)^n+qin{1-(1-r)^(n+1)}/r   に変わる、年単位の正しい数式を教えてもらえないでしょうか。
との事でしたので、一つ前↑の私のコメントはおかしかったですね?勘違いです。当方は、その式は
>間違いは無いと思います。
とお返事しました。この式に代わる正しい式はありません。
私が「書いてみようか」・・・と記したのは、
【図解、Keelingのグラフ解釈に対する考察】の最初の方に書いてあるこの式ではなく、
この式を利用して近藤氏が混同してこの論文の後の方で述べている
「大気中CO2の総量に占める人為起源のCO2の割合は、2.9%を越えることはない」
と言う事の間違いを彼得意の等比級数を用いた式をちょっと変えて「書いてみよう」という意図でした。
それで宜しければ記事にします。
この【図解、Keelingのグラフ解釈に対する考察】は大気中に溜まるCO2の間違ってない一般論から始まって、後半途中から近藤氏の独善的な解釈が始まって、ところどころに頓珍漢な事が堂々と書かれていると思います。

2021/12/13 (Mon) 07:45
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト、「経済成長信仰」と「科学技術信仰」とによって、飛行船地球号は破裂して墜落を始めるのも時間の問題。
あくせく働いて破局に向かって突き進むくらいなら猫のようにその日暮らしをする方がよっぽどいいではないですか。脱成長によってゆったり暮らすことができる社会の実現を!
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