鳥はリンゴをきれいに食べる
ここのところ毎年、晩冬から初春にかけて、知り合いのりんご屋さんから、りんごを格安で譲って頂いております。フジ種のリンゴは、長持ちして簡単には腐りません。年が明けて2、3月になると、只でいいとも言って下さりますが大体多少のお金はお支払いしてきます。

コンテナ一つで2000円ほどです。一つのコンテナにはフジ種のリンゴが50〜70個くらい入っていますから、1個3、40円ほどの計算になります。格安です。コンテナをお返しに行くとまた新たなリンゴを下さいます。
そのりんごは、勿論、家でそのまま、皮をむいて食べるのがメインです。家族はコンポート(煮林檎)にして、りんごケーキやアップルパイも作ります。私も時々煮リンゴを作ります。
・・それは兎も角、まだ、雪がちらほら降って、残雪も残る春の庭には、あまり鳥の餌がないので、鳥は一生懸命に餌を探して、草などを食んでます。
だから、この時期は餌を庭に撒いています。
米粒、米糠(鳥は、米粒よりも米糠の方が好きな事も発見しました。【雀はぬかで糠喜びなのか?】2021/03/05)
そしてりんご・・・
リンゴは丸ごと1個、若しくは半分に切って、庭に置いておきます。
椋鳥を主として、カラス、雀、山鳩(雉鳩)、・・・など様々な鳥が入れ替わり立ち替わりやって来て、リンゴを食べて行きます。

↑リンゴを夢中で啄むムクドリ
↓丸ごとのリンゴの場合、最初に穴を開けて、その穴からほじくって食べていきます

鳥の種が違えば当然のこと、同じ種でも、強い鳥が弱い鳥を追い払ってリンゴを食べて行きます。
どの鳥も皮は食べずに、薄く皮だけが残ります。ちょうどリンゴの皮の中だけくり抜いていく感じです。更に芯も残してきれいに食べていきます。見事です。 ただ、そのまま暫く置いておいて、他に餌がない場合には、止むを得ず、残った皮も食べ始めます。

↑クチバシで、皮のぎりぎり手前まできれいに食べていきます。
↓芯が付いている場合、しっかり芯も残していきます。

↓このリンゴも中がきれいにくり抜かれて食べられています。

りんごの栽培には、普通、かなり多くの農薬が散布されます。リンゴを鳥に食べさせる為に庭に置く前に、我々が食べるリンゴと同様に、一応水洗いして、たわしで擦ります。それでも鳥は、しっかりと皮も芯も残すのです。鳥は、りんごの皮や芯は、好きじゃないのでしょう。皮まで薄く残すので、人間よりもデリケートなのかも知れません。
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